JK-FF 4027 使用例:ロジックICを使ったエレクトロニックキーヤー
「東芝TC4013」の昔話 ついでに、JK-FFの応用例をどうぞ。
JK-FFって、D-FFに比べて使うことが少ないかと思います。
こんな時に使うんだということで回路例を引っ張り出して
きました。
・TTL時代
スクイーズ機能はなし。
・1975年に作ったエレキーの回路図
JK-FFは14pinの7473。
当時、74LSはまだ一般的じゃなかったような記憶。
・ C-MOS 回路図は手書き
4013と4027、両方使っています。
4000番シリーズ、電源電圧範囲が広いんで便利。
電池でも動く。
TTLでは考えられない利点。
スクイーズ機能あり。
出力はリレー接点。
ラッチングリレーで省電力。
LM386、低周波アンプでモニター音出力。
・JH3JYS/skさんからの修理依頼
・JH3JYS/skさんのメッセージ・キーヤー
この回路をベースにメモリー増設。
ハードで制御。
・C-MOS 描画はOrCADで
PIC12F675を使ったメッセージ・キーヤー
(百円ラジオのケースを使った)
を作るまで、この回路を愛用してました。
入力部はちゃんとCRフィルタを入れてたような。
TTLのJK-FFは「7473」。
シリーズ番号となりの「7474」はD-FF。
7474の電源ピンが「Vcc:14pin GND:7pin」なのに
7473は「Vcc:4pin GND:11pin」。
14-7pinにした同機能のJK-FFが「74107」。
※ついでに発掘
JH3JYS/skさん向けに作ったメッセージキーヤ回路図。
青焼きしか見つからず。
上から二つ目のキーヤー回路を元に、メモリー制御部
を付加。
1bit・4kのRAM(HM6147)を使って4chに。
1chあたり1kビット。
「A:・-」で1+1+3+3で8bit。
「J:・---」で1+1+3+1+3+1+3+3で16bit。
(最後の3は文字間の1長点)
1chあたり50~100文字くらいが記録できました。
元のキーヤー回路。
クロック部や出力回路部から信号を横取り。
これがメモリー部。
スイッチ4つでチャンネルを決め、アドレスの上位2bitを固定。
CRで4040のクロックを遅らせたりと、ちょい手抜き。
CMOSなんで電源オンしててもほとんど電流は食わない。
でも電源をオフしたらせっかく入力したメモリーは蒸発。
新プランとメモ書きしてパワーオンリセットを入れてある。
電源オンで、勝手に再生が始まるなんてことがあったのかと。
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コメント
スタティックRAM HM6147の話へ続く
http://igarage.cocolog-nifty.com/blog/2021/09/post-6207d3.html
投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2021年9月14日 (火) 10時40分