ステッピングモータを「ゆっくり回す」
とある回転角センサーの様子を見る(仕事絡みのトラブルシュート)
ために作った「ステッピングモータをゆっくり回す回路」です。
C-MOSのVCO・PLL IC、4046のVCO部だけを使います。
発振出力を4040で分周して、実験に適当な周波数を探り出します。
ボリュームのツマミ、中央で発振停止。
左右に回すと回転方向が変わり、回した角度で速度が変わります。
元になったのはこれ↓
・アナログ入力で2相パルスの周波数と正転逆転を制御する発振器
もっと前がこれ↓
・2相パルスを手動で発生させるパルス発生器
今回は、ステッピングモータのドライバ pololu A4988 を乗せて、
モータと直結。
使ったモータはデジットで買った多摩川精器のTS3166N913 。
1回転400ステップと高分解能なところにA4988のマイクロステップ
機能でさらに1/16。
1回転が6400パルスとなってゆっくり回せます。
ギヤを介して減速すると、駆動方向(左右)を変えた時の
バックラッシュが気になりますし、直結だと素直に回ります。
ボリュームを使った正逆運転、「単電源で」っと回路を悩むより、
「-5V」を作ってしまう方が、アナログ回路を考えるとき面倒く
さくないです。
チャージポンプIC LM2776 、調子良く使えてますし。
・反転型チャージ・ポンプIC:LM2776
※マイコンを使えば1チップでできちゃいますが、
プログラムを組むという面倒な(!)作業をこなさなければ
なりません。
このくらいの「仕事」なら、ソフトウェア無しの工作でも
対応できます。
アナログ・デジタルmixというのが面白いかも。
※安価なA4988のドライバー基板があるから
実現できた工作です。
| 固定リンク
「電子工作」カテゴリの記事
- ひさしぶりのイベントだったけど・・・「ピコピコ・スイッチ」破損(2021.12.13)
- 顕微鏡用LEDリングライトのLED、そろそろ交換か(2021.09.27)
- 可変抵抗器の「陽極酸化」(2021.09.22)
- 弾帯状になったQIコネクタのコンタクトピンを・・・(2021.08.27)
- AD620を使った計装アンプとシミュレーテッド・インダクタを使ったノッチフィルタ(2021.08.16)
コメント
ありゃま、チャージポンプIC 、LM2776やTPS60403など、のきなみ在庫ゼロ。
入荷時期不明。
どうなってるの・・・
投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2021年7月30日 (金) 14時04分