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2021年5月14日 (金)

お手軽電力計 試運転・・・ちょっと失敗と改良点

アナデバの電力計用IC AD71056を使った有効電力測定回路、
この試運転に、リコーのデジカメGX100用バッテリー充電の
様子を記録してみました。

Gx100a
30分ほどフル充電。
その後40分ほど徐々に充電電流を減らしながら
フル充電に持ってきている様子が消費電力から
想像できます。

左側が充電器にセットしたGX100の電池DB-65。
G11_20210514101601

充電器の定格
G12

すると、あれこれ反省点が・・・

・現在は1秒に1行のデータ出力頻度。
 数時間記録するもの(ゆっくり変化するもの)だと
 データ量が多すぎる。
 一晩放置だと4万行にも。
 出力間隔を10秒や1分に切り替えできるようパラメータ
 設定を増やすべきだろな。
   ※1秒ゲートの周波数測定。
    それを10秒間積算して平均値を0.1Hz単位で
    出している。
    そこから電力値を計算。

・チャートレコーダーで記録することもあるかと
 電力値を電圧で出力するD/A出力を設けた。
 これはこれで役立つと思うが・・・
 さらに、A/D入力も欲しくなった
 例えば、
   温度や照度の変化を電力と同時に取り込む。
   充電中の電池の温度変化もいっしょに記録で
   きるかと。

・測定物をつなぐ出力に注意!
 今回、充電器をつなぐのに「スイッチの付いた延長コード」
 を使った。
 しかし・・・こいつにon/off表示のネオンランプが
 付いていた。
 充電電力の測定にはこのネオンランプ点灯の電力も加味さ
 れてしまってた。
 これが「0.06W」・・・失敗
    ↓
G13

A/D入力を増やすには・・・
現回路、ATmega328Pのポートは一つしか余っていない。
  ※PB5(LED出力)ポートで、これは割り込みや
   処理時間チェックのためのパルス出力用に
   置いておきたい。
A/D入力ポート(PC0~PC5)は液晶表示に使った。
これのデータ線(D4~D7接続)は、D/A制御の2本
「SCK、SDI」と共用できるか。
ということは内蔵A/Dが2ch使える。
なんとかなるか!

※積算した電力量もいるかな・・・
 もともとが積算電力計用のICだ!

 

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コメント

分解能が0.01Wということは、0.1mAの違いが判るということですか。あと、ゼロ付近の不感帯も小さそうなのも良いですね。

ちなみに私が作ったPZEM-004Tを使ったやつでは、負荷電流を4mA以上流さないと表示に反映されません。

投稿: ラジオペンチ | 2021年5月15日 (土) 11時19分

https://igarage.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/pwr_mtr2a.png
この回路図にメモ書きしてますが、50W程度の電力を測るように電流検出抵抗を選んでいます。
50Wで出てくる周波数がざっと1.6KHz。
5Wで160Hz、0.5Wつまり5mAで16Hz。
周波数を測定してるゲート時間は1秒ですが、それを10秒ぶん加算して移動平均しながら周波数を出しています。で、0.1Hz桁まで出てきます。
0.05W=0.5mAで1.6Hzになり、まだもうちょい余裕があります。

投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2021年5月15日 (土) 13時41分

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