CBMの「時報用受信機」
このツールを作ったのは
・2021年3月7日:時報発生回路 【Pu Pu Pu Pi~】
・2021年3月23日:中波振幅変調電波発生回路 いわゆるAMワイヤレスマイク
『ラジオの時報を聞いて時刻を合わせる仕掛けの時計』の
修理のため。
この前、ちょっと古い水晶発振モジュールのデータシートを
見ていたら(古いファイルにあれこれはさんであった)、綴じてあった
ファイルにこんな装置のカタログを発見。
シチズン・CBM製の時報用受信機:SA-31135。
NHKの時報を検出するのは同じですが、この装置の場合は
「Pu Pu Pu Pi~」の正時の「Pi~」ではなく、直前3回の
「Pu Pu Pu」音を検出しているとのこと。
このように動作が説明されています。
・NHKの予報付の時報を受信し、時間及び周波数が
一致しているときに限り時報信号を出力する。
・この間に雑音が有ると出力しないので、一般放送で
誤って出力することはない。
・時報からの遅れ 1ms以下。
ということは、正時の「Pi~」880Hzは検出していなそう。
出力が1ms内の遅れという仕様じゃ880Hzの確認(1波が1.14ms)
はちょい難しいでしょう。
440Hzのタイミングと無音という条件で、正時を判断している
のかと。
カタログの写真、SONY製のラジオが写っています。
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