60Hz正弦波発生回路 PWMを使ったDDSで
60Hzの交流を受けてゴソゴソする回路の実験用。
100V電源をトランスで落としただけではちょいと波形が汚い
ということで、もうちょいましな60Hzの正弦波が欲しく
なりました。
低周波発振器を使えば良いのですが、周波数を合わすのが手動。
※デジタルで設定できる正弦波発生器は持ってない
周波数カウンタの値を読みながら周波数調整ダイヤルを
手で合わすという操作が必要です。
60Hzを振幅スイープ。
徐々に振幅を大きくという制御です。
手持ちのパーツでなんとかなるかなぁっと考えたのが
こんな回路案。
14bitカウンタHC4060と1/10カウンタが2つ入ったHC390。
これで手持ちの水晶発振子を分周すれば「60Hz」が出てきます。
で、振幅スイープをどうしたものか・・・
まず、ランプ波の発生はこれが使えます。
2017年7月27日:ノコギリ波発生回路をケースに入れる
そして、振幅を変化させる方法は二つ。
(1)H/Lのデジタル信号の振幅を制御。
(2)正弦波になったアナログ信号を制御。
(1)は、交流定電流方式で電池の内部抵抗を計ってみる
の手法です。
いずれにしても・・・部品がたくさんいる。
ということで、
2021年3月7日:時報発生回路 【Pu Pu Pu Pi~】
で、ATtiny85で低周波DDSがうまく行くというのが
分かりましたので、今回もPWMを使ったDDSで正弦波を
出してみました。
こんな回路です。
60Hzだけではもったいないので
50 60 100 120 440 880 1kHz
の周波数を選べるようにしました。
ボタンの長押しで振幅スイープが始まるというふうに
してあります。
単3電池2本で動作。 (回路の電源は5V)
振幅スイープはこんな感じ。
フルスイングから0.1秒かけて徐々の振幅を小さく
しているところ。
制御プログラム:ダウンロード - 60hz_osc.zip
二つのcファイルとhex、eepファイル。
ATtiny85のフューズ指定に注意。
設定値はソースに記してあります。
※2021-04-27 ちょっとプログラムを変更
出力周波数、100Hzと120Hzを選んだ時は正弦波ではなく
「全波整流した波形」を出すことにしました。
こんな波形です。
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