修理:LEDクリップライト、またもや点滅!
2019年1月に修理した「文鎮」 製造元の佐藤テック君
ところのLEDクリップライト 。
それが「また点滅する」っと修理依頼。
しかし・・・仕事場に持ち込み通電すると・・・ちゃんと点灯。
念のため、解体して電源基板やLED基板の状態を見ても特に異常なし。
コードやプラグ部をグニグニしても大丈夫。
ガレージに持って帰って、しばらく通電を続けても大丈夫。
「おかしいなぁ」っと言いながら、佐藤テック君が持ち帰ったのです。
ところが・・・「やっぱし点滅する!」っと動画を送ってきました。
しかし・・・あらためて仕事場に持ち込んでも正常点灯。
何かが潜んでいるようです。
試しにスライダックをつないで供給電圧を下げてみると
85V近くまで落とすと点滅し出します。
原因不明で手出しできず、そのまま仕事場で預かっていました。
昨日、注文していたパワーLEDが届いたので、(以前に換えた
LEDの所を除いて)残りのLEDを全部新品に交換してみました。
結果・・・もちろん正常点灯。
「原因不明やけど直ってる」が結論か・・・と思ってたのです。
でも、「ひょっとして」と、AC100Vコードにつながる
「中間スイッチ」を点検してみました。
ネジをゆるめるだけで解体できたので。
それがこれ。
100V平行コードの片側にだけスイッチが入っています。
その接続が「Uの字溝の金具」に電線を押しつけているだけ。
グニグニしなくてもスっと電線が外れました。
外皮を剥いても中の銅線はきれいなまま。
放電痕など変色はありません。
ネジ止めのカバーで押さえ込まれて、接触はちゃんとしていた
ようです。
しかし、スイッチの接点を見ると・・・
「あらら。」えらく汚れています。
スイッチ部を解体してからだったので、この部分の
接触がどのくらいまで悪化していたのかは不明です。
しかし、これは見るからに接触不良の発生原因となる
ような電極の汚れです。
もう一つがスイッチ内部に侵入していた「油」。
工場で使っていたということですからしかたありません。
これも原因かも。
点滅した理由、どうやらこの中間スイッチだったようです。
パナ製の中間スイッチ(平行コードはネジ止めで両方を切断する)
※パナのも片切りでした。
に交換して作業を終了。
※中間スイッチのお話し、別記事にします。
・2021年4月14日:平行コード用の中間スイッチ
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コメント
こんばんは、柴田です。
この手の中間SWは照明器具など軽負荷専用です。
接点にしてもちゃんとしたモノは銀合金を使っていますが、これはそうではないような。
電力用リレーでも見られますが接点の腐食形状がスパークなどで「山と谷」になるのは興味深いことです。
投稿: 柴田 | 2021年4月13日 (火) 23時38分
「中間スイッチ」の話、別記事でまとめました。
http://igarage.cocolog-nifty.com/blog/2021/04/post-802e0f.html
投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2021年4月14日 (水) 09時10分