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2021年4月13日 (火)

修理:LEDクリップライト、またもや点滅!

2019年1月に修理した「文鎮」 製造元の佐藤テック君
ところのLEDクリップライト
それが「また点滅する」っと修理依頼。

しかし・・・仕事場に持ち込み通電すると・・・ちゃんと点灯。
念のため、解体して電源基板やLED基板の状態を見ても特に異常なし。
コードやプラグ部をグニグニしても大丈夫。

ガレージに持って帰って、しばらく通電を続けても大丈夫。
おかしいなぁ」っと言いながら、佐藤テック君が持ち帰ったのです。
ところが・・・「やっぱし点滅する!」っと動画を送ってきました。

しかし・・・あらためて仕事場に持ち込んでも正常点灯。
何かが潜んでいるようです。
試しにスライダックをつないで供給電圧を下げてみると
85V近くまで落とすと点滅し出します。
原因不明で手出しできず、そのまま仕事場で預かっていました。

昨日、注文していたパワーLEDが届いたので、(以前に換えた
LEDの所を除いて)残りのLEDを全部新品に交換してみました。
結果・・・もちろん正常点灯。

原因不明やけど直ってる」が結論か・・・と思ってたのです。
でも、「ひょっとして」と、AC100Vコードにつながる
中間スイッチ」を点検してみました。
    ネジをゆるめるだけで解体できたので。

それがこれ。
100V平行コードの片側にだけスイッチが入っています。
71_20210413093001

その接続が「Uの字溝の金具」に電線を押しつけているだけ。
グニグニしなくてもスっと電線が外れました。
72_20210413093001

スイッチ側の金具。
74

電線には穴が二つ。
73

外皮を剥いても中の銅線はきれいなまま。
放電痕など変色はありません。
77
ネジ止めのカバーで押さえ込まれて、接触はちゃんとしていた
ようです。
76

しかし、スイッチの接点を見ると・・・
「あらら。」えらく汚れています。
75

スイッチ部を解体してからだったので、この部分の
接触がどのくらいまで悪化していたのかは不明です。
しかし、これは見るからに接触不良の発生原因となる
ような電極の汚れです。

もう一つがスイッチ内部に侵入していた「油」。
工場で使っていたということですからしかたありません。
これも原因かも。

点滅した理由、どうやらこの中間スイッチだったようです。
パナ製の中間スイッチ(平行コードはネジ止めで両方を切断する)
    ※パナのも片切りでした。
に交換して作業を終了。

※中間スイッチのお話し、別記事にします。
 ・2021年4月14日:平行コード用の中間スイッチ


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コメント

こんばんは、柴田です。
この手の中間SWは照明器具など軽負荷専用です。
接点にしてもちゃんとしたモノは銀合金を使っていますが、これはそうではないような。
電力用リレーでも見られますが接点の腐食形状がスパークなどで「山と谷」になるのは興味深いことです。

投稿: 柴田 | 2021年4月13日 (火) 23時38分

「中間スイッチ」の話、別記事でまとめました。
http://igarage.cocolog-nifty.com/blog/2021/04/post-802e0f.html

投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2021年4月14日 (水) 09時10分

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