ビニール結束線
ラジオペンチさんの記事、
ユニバーサルカウンタ TR5822の内部
で「タイラップなんて使わず、配線は紐で縛ってあります。」
と、「結束線」の話が出てましたんで迎撃を。
装置内の配線は「結束バンド」でまとめますが、
手組みユニバーサル基板上の配線は「ビニール結束線」
を使っています。
とはいっても、今は大規模回路を手組みで試作すること
も少なくなりました。
手組み基板配線の結束はこんな具合。
試作では、修正が簡単なようにハンダ面を開けておくと
いうことで、基本の配線は部品面側で電線を引き回します。
結束の基本は「巻き結び」。
手元の結束線。
2005年に買ったものがまだ残っています。
※これを使わなくなったの、マイコンのバスに周辺ICをつないで
回路を構成するということが無くなったせいもあります。
便利なワンチップマイコンの出現で、データーバスやアドレスバスを
引き回すということが無くなりました。
★大洋化成 ビニール結束線 1.0φ
・https://shop.oyaide.com/products/p-2013.html
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コメント
こんな細い結束紐があるんですね。オヤイデ電気で売っているんだから、電子機器組み立て用の副資材で間違いないですね。
束線というかハーネス作りは、紐の縛り方なども手順書で細かく決まっていて、技能検定の一つのジャンルでしたが、そういうことやっている職場は見かけなくなりましたね。
あと、写真見ると細かくて丁寧な仕事で感心しました。
投稿: ラジオペンチ | 2021年2月 1日 (月) 17時41分
ビニール結束線ですか?
当方はロウ引き糸を使っておりました。
鞠玉のように巻いた、炬燵蜜柑大の玉を持っています。
このロウ引き糸、今でも信号ケーブル札の糸に使われています。
https://www.shinohara-elec.co.jp/products/detail/prod_info.php?bun=10&bcat=5&ccat=22&prod=P22300
このファイバー線名札、大手メーカが受注する特注システムでも結構、使われていますし、ロウ引き糸はかつての操作盤裏や特注機器内部の結束に使われていました。
さて、基板の修正や手配線ですが、UEWだと絶縁や経年安定性が心配、でも高密度配線したいという時、PTFE線を使っています。
ただこれ、結束しても滑るし、適切なケーブルストリッパ使わないと被覆が剥けなかったり、心線が折れたりするんですね。
投稿: 横から追撃 | 2021年2月 1日 (月) 22時30分
手組み基板の配線で使っているの潤工社のラッピング用単線。
ちょっと太めの「BE03A040」、外形0.7mm、AWG26相当のを愛用しています。
しっかりと形を整えられますが、「束」がごつくなります。
細いのも何種類か用意していますが、ユニバーサル基板の引き回しにはこれがエエ感じなんです。
投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2021年2月 2日 (火) 14時51分
モノヒラ、懐かしい
昔の仕事でよく使いました
蝋引き絹糸も使ったことあります
投稿: kazz | 2021年2月 5日 (金) 11時50分