パナソニック充電式エボルタBK-3MLE(1950mAh)充放電時間の変化
2021年2月12日:パナソニック充電式エボルタBK-3MLE(1950mAh)新JIS充放電実験800サイクルで終了
の続き。
0.5Cでの充放電時間と充電停止電圧のグラフです。
新JIS C8708:2019での充電は「-ΔV」検出で充電を止めます。
その時の電圧を(右側目盛)で示しています。
他の「1900mAh」クラスの電池、
エネループ・スタンダードだとこんな様子。
これが富士通・白。
さて、どれを選びますか?
充電式エボルタ、他の2つにくらべて「50mhA」だけ公称容量が
大きいんですが、劣化の推移が分かるこのグラフを比較するとその
メリットが感じられません。
ただ・・・充電停止電圧の上昇が寿命末期でも他に比べると
小さい、ということは「内部抵抗があまり大きくならない」という
特徴があるのかもしれません。
※実験終了時の内部抵抗
・エボルタ :261mΩ
・エネループスタンダード :407mΩ
・富士通・白 :328mΩ
こんな違いがあります。
※ここまで内部抵抗が大きくなると、市販の急速充電器だと
異常電池として充電してくれないかもしれないわけで・・・
※充電時間のとんがりについて
充放電が進むと、充電時間にとんがりが出てきます。
これは50サイクルごとに実行される0.2C放電、この直後に
行われた0.5C充電での時間がちょいと長くなっているためです。
0.2Cでゆっくり放電されると、電池がカラっけつになるんで、
充電時間が(0.5C放電の時より)長くなります。
※電池あれこれ まとめ
※実験継続中の電池は2つ。
・エネループ・スタンダードの放電時間6割で(もうすぐ700回)
・充電式エボルタお手軽モデル(400回を通過)
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