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2020年12月

2020年12月28日 (月)

フィルタが悪さをする

電子回路のフィルタじゃなくって、カメラ・レンズの
前端に取り付けるフィルタの話。
現在、私の主力カメラはオリンパスのOM-D EM-1mk2。
「マイクロ・フォーサーズ」という規格です。

「価格.com」のM4/3レンズの「クチコミ」を見てましたら、
こんなスレッドを発見。
https://bbs.kakaku.com/bbs/K0000938779/#23500353

パナソニックのM4/3望遠ズームレンズで、
「300mmでどうにもブレが収まらない」という内容です。

その原因がレンズに取り付けたフィルタが悪さをしていた
という結論。
あれこれ使ってきましたが、こんなトラブルへの遭遇体験が
ありません。

「フィルタ付ける派」「付けない派」があるようですが、
私は昔(フィルムカメラ時代)から「付けとく派」。
  ※モノクロフィルム時代はUVかスカイライトフィルタだった。
やっぱり、「前玉」がむき出しだと気になってしまいます。
今、付けてるのはいわゆる「保護フィルタ」。
72mmのだとけっこうお高い。
  ※広角レンズには付けてないけど

しかし、フィルタが悪さをするとなると・・・
フードはほぼ付けっぱなしなんで、前玉保護にはなってるかと。
フィルタ、外そうか・・・

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2020年12月25日 (金)

導電加工プラケース

プラスチック・ケースなのに、しっかり回路基板のマイナス部を
ネジ止めして「アース端子」ぽく処理してあった装置・・・
ケースにテスターを当てたら導通がありました。

11_20201225102001
   ※ x1kの抵抗レンジで

どこでも導通があるわけじゃなく、ネジ穴部は
だいだい導通有り。
グニグニして導通のある所や、触れただけで
導通があるところ、抵抗値も一定じゃありません。
ケースの外側も導通あり。

例えばタカチのLCEシリーズ
「ケース内側に導電性塗料ドータイト(ニッケルフィラーを
 混入したアクリル樹脂)を塗装」っと説明されています。

たまたま気がつきました。

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2020年12月21日 (月)

電池の製造年、パッケージと本体の刻印で異なっていた

名無しの原住民 | 2020年12月20日 (日) 12時43分さんの
コメントを受けて、パッケージを残していた
手持ちニッケル水素電池を調べてみました。

まず、エネループ・プロ。
11_20201221115301
電池本体が「2020年3月」。
ところがパッケージの製造年月が「2020年6月」。

もうひとつ、充電式エボルタのお手軽モデル(1000mAh)。
12_20201221115301

これの本体が「2020年8月」で、パッケージが「2020年10月」。
ちょっと見にくいんでコントラストを調整。
14_20201221115701  
「2008」となってます。

う~む。
製造年月=パッケージングした年月ということなのでしょうね。
日本酒でも「BY」(醸造年)と製造年月(瓶詰め)は違いますし。
   (古酒、注意!なんです)
電池を作ってから(初期試験は通過)しばらく置いておいて
から再試験。
不良電池を排除するような工程があるのかもしれません。
「注意書き」が欲しい所です。


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2020年12月18日 (金)

「つかまえて♪ころぴょん アンパンマン」修理

『東成おもちゃ病院』の宿題。
つかまえて♪ころぴょん アンパンマン 、音は出るけどモーターが
回らないという故障。
12月5日のおもちゃ病院にやってきて、入院対応で持ち帰りです。
当日は、「トランジスタのベースを駆動してないな~」という
ところまでは調べたんですが、テスターだけでは詳細が分かりません。

およそこんな回路。
  (電源スイッチやら、起動のための振動センサは省略)
A11_20201218174901
NPNトランジスタのベースを駆動する信号が
出ていません。 オープンになっています。
COBの中で配線が外れたんでしょうか。

こんな基板です。 ハンダ面。
A22_20201219094201

なんとかできないかと・・・
スピーカーはPWMで駆動されていて、ほぼ電源電圧の
細いパルスが出ています。
これを利用して、音が鳴っている間、モータを回すように
してみました。

こんな具合↓
A12_20201218175101
NPNトランジスタで追加コンデンサを放電させて、
パルスが入った時はPNPトランジスタを連続的に導通させます。
オシロで見ると、1uFではチョイ不足だったんで10uFに。

10kΩ・1uFの時の波形。
A23_20201219094201
もうちょいL時間を長くということで、10uFに。
しっかりドライブできるようベース抵抗も10K→1Kに。

音が止まると、スピーカーの駆動はフローティングになってました。
NPNのベースを安定させるためにBE間に10Kを追加。


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2020年12月16日 (水)

BMI値などが計算できるメディカル電卓の修理

見慣れないボタンが付いた電卓の修理依頼。
I11_20201216111201
電池を交換しても動かないと。
「シオノギ製薬」と銘が入っています。

GFR LDL JAS2007 BMI」と電子回路屋には
縁の無い略記号のボタンがあります。
調べずに想像できるのは、これ↓くらいか。
  BMIは身長と体重からこねこね。
  LDLはコレステロールか。

原因は太陽電池の異常。
太陽電池の発生電圧をLEDのVFで規制して回路に供給して
ありました。
I12_20201216111201

太陽電池そのものがおかしくなってて、補助のボタン電池
が出す電圧をドロップさせてました。
それでボタン電池が放電。
このせいで動かなくなっていました。
太陽電池周辺を取り外し、ボタン電池だけで動くように
回路を手直しして、修理完了。
操作時でも数μAの消費電流ですんで、大丈夫でしょう。
  ※しばらく放置するとオートパワーオフ

代替できるモノが無いとのことで、使い続けたいという
希望でした。
無事修理でき、喜んでもらえました。

さまざまな電子機器、電子回路の修理依頼について:(有)アクト電子

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車両汎用マルチメーターSTACK社ST8130(ST868)バックアップ用電池交換

こんなメーターです。

C11_20201216091601
「Internal Battery Low」の警告メッセージが出るように
なったということで、バックアップしている電池を新しくでき
ないかという依頼です。

裏側の様子。
C12_20201216091601
しっかりした丸形コネクタで電源や信号を入力。
C14_20201216091601
端子Gが+12VでHがGND。
ここに電源供給。
間違うかも文字「I O Q」が飛んでいるのはこの手のコネクタに
よくある仕様。

こんな銘板が貼ってありました。
C13_20201216091601
「MODEL ST868」となっています。

基板の様子。
C15

制御マイコンは「MC68HC11」。
C16

こんな四角パッケージのリチウムバッテリが載っています。
C17

「made in USA」 FB1225H2
リチウム電池が2セル入っていて、それぞれの端子が計4本出ています。
直列つなぎだと6V。
並列つなぎだと3Vで容量が倍に。
並列で100mAhとスペックが出ています。

ハンダ面に実装されていて、4本の足が部品面に出ています。
しかし、部品間が狭くって、ちゃんとしたハンダ吸引器が
無いと抜き取るのはたいへんかと。
  ※電池の場所は、4ピン橙色コネクタの右下あたり。
   コネクタとシールを貼ったICのあいだ。
C20
電池を抜いたハンダ面。
C18

可能なら電池ホルダーを使いたかったのですが、LEDがじゃまして
装着できません。
C19
電線を引っ張り出し、別の場所に電池ホルダーを設けるという
手も考えられますが、今回は単純に「タブ付のCR2032」を
直ハンダすることにしました。
車載ですんで、振動が心配。
カプトンテープで絶縁処理してから、ホットボンドで固定。
CR2032の容量は200mAhちょい。
元の倍ほどの容量になります。


※FB1225H2の形状
Fb1225h2
基板のパターンでB1(+)とB2(+)、B1(-)とB2(-)がつながって
いて、内部にある二つの電池が並列接続されています。
電池のマイナス側は回路のGNDにつながっています。

※電池ホルダーをケースの外に
2021年1月7日:STACKメーター、電池交換

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2020年12月14日 (月)

ナショナル トラベルシェーバー ES651

女房実家からのもう一つの発掘品がこれ。

B11_20201214145301
トラベルシェーバー「ES651」。
小型の充電式シェーバー。
AC100Vで充電。

残念ながらこれは不動。

解体してみると、内部の充電池がアウトに。
B12_20201214145301

漏れ出た電解液で、電極が腐食してました。

モータ部を単独で通電すると、ちゃんと回転。
これはエラい。

 

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ナショナル ヘアードライヤー「うすドラ」

女房自宅のお片付けでの発掘品。
親父さんが使っていたヘアードライヤー。
「松下電工」製。
A11_20201214110701

親父さん、ほんとに几帳面でして外装箱や説明書だけでなく
買い物した時の伝票まで残っていました。
「1981年」に買ったものと判明。

『薄さ20mmからの旅の風。』というキャッチコピー、
写真の、新幹線が「0系」です。
A12_20201214110701

通電したら、ちゃんと動きました。
「ナショナル」ブランド、たいしたものです。

気になるのは名称の「うす・・」。。。
  「髪の話はするな~~~」っと。

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2020年12月12日 (土)

安来鋼「銀紙」

先日来、女房の実家を片付けしてます。

※関連
2020年12月7日:ひさびさの「腰痛」
2020年11月5日:ジャンクカメラ:ミノルタ製のが2台
   ↑
  まだ置いてますよ

まぁ「ジャンク」「ゴミ」「不要品」がたくさん出現。
とんでもない量の食器や古着や端布。
ぼちぼち片付けてます。

  ※注:義父も義母も、お元気ですよ!

台所関連で出てきたのがこれ。
刃渡り12cmの包丁・・・というかナイフ。

11_20201212223401

銘に「日立 ヤスキハガネ 銀紙」と。
  (・・・ヤスギじゃないと。 市の名前はヤスギ市だけど)

12_20201212223401

安来のハガネ、「紙の色」で示しているのは知ってましたが
(何がどうというのは知りませんよ)、「銀」は初耳。
どうやら「ステンレス」らしいです。

【ほんまもん】鋼のお話
日立金属>特殊鋼ってなに?>銀紙

ちょっと研いで使ってみました・・・
薄刃なんだけど「切れるぞ!」という感触。



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旭化成エレクトロニクス半導体工場火災その後

一ヶ月前にこんな記事を書きました。
2020年11月11日:センサーICが入ってこない! 旭化成の工場が火災!

こちらで影響を受けたのはこれ↓のセンサーIC。
360度グルグル回したろ:AK7401

現在この代替品の性能を評価中で、あれこれグルグル回してます。
  ※代替品、8pinのICなんですが、通信仕様が異なっていて、
   ピン番も違うんで、すでにできあがってる基板パターンは
   変更しなくちゃなりません。

その後の情報をたどっていますと、こんな記事が。

2020年12月7日:旭化成の半導体工場火災の影響: new_western_elec

オーディオ用のデバイスがアウト!
これは辛いか!


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2020年12月10日 (木)

トラ技2021年1月号『私の部品箱<110>』

トラ技2021年1月号 の『私の部品箱<110>』に
 「ディジタル信号の比較/エッジ検出/論理反転に!
  EXORゲート74HC86」
というタイトルで記事を載せてもらいました。

11_20201210121801

これ↓が掲載記事の元ネタです。
2020年9月14日:「チャタリング除去回路」じゃなくって「チャタリング発生回路」をどうぞ

 

そして、XORゲートの内部構造に関して、こんな興味深いページがあります。
Bipolar XOR gate with only 2 transistors | Details | Hackaday.io

トランジスタ2コだけでXORゲートを」というお話しです。

12_20201210121901

描き直すとこんな具合。

13_20201210121901
SW1とSW2が入力。
 ・どちらもオフならTrのエミッタが浮くので出力はH。

 ・両方ともオンだとエミッタはGNDにつながるけど、
  ベースもGNDにつながり、Tr1とTr2両方ともベース電流
  が流れないので出力はH。

 ・そしてどちらかがオンすると、片方のエミッタがGNDに
  つながった状態でベース電流が流れるのでTrはオン
  して出力がLに。

これでXOR(一致でHなんで論理的にはXNOR)が完成。

 

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チャックイエーガーさん

世界で初めて音速を越えた男「チャックイエーガー」さんが
12月7日に亡くなってました。 合掌。

チャック・イェーガー:Wikipedia

ロケット機X-1のエンジン、弁天町の交通科学博物館に
「本物」が展示してあったんですが・・・

X-1のエンジン

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2020年12月 8日 (火)

タイマー割り込みを使ったLEDのダイナミック点灯処理

ラジオペンチさんが
チャーリープレクシングでクリスマスツリー用LEDイルミネーションを作る(ダイナミック点灯プログラムの作成)

という記事をまとめられてますんで、タイマー割り込みを
使った多桁LEDのダイナミックスキャンについての処理例を
示しておきます。

 ※参考 (ArduinoではありませんがATmega328Pです)
2020年9月26日:手組みするときは片面基板で:1kHz PWM発生回路


Arduino-UNOで試せるように、書いてみました。
  LEDはつないでません。 オシロで観察を。
  ATmega328Pのレジスタ、直書きですんで、
  データシートを参照に。

タイマー割り込みによるLEDの点灯とブランキング処理、
アウトプットコンペア割り込みを試してみてください。
  ※タイマー0はシステムで使ってるんで、タイマー2で。

まず、タイマー2をいったん止めてCTCモードに再設定。
1/64分周で1カウント=250kHz=4usに。

OCR2Aの値がTOPになるんで、「250-1」をセットして
これで1msで割り込み。
このタイミングでLEDをオフ。

OCR2Bの値はAの40us後に割り込みということで「10-1」を。
このタイミングでLEDをオン。
960us後に次のA割り込みが。

このコンペアA、コンペアB両方の割り込みを有効に。
タイミングを見るためOC2A、OC2B両方をトグル出力を有効に。

1ms割り込み内では1000を数えて1秒フラグを造ってメインloop
でLEDを点滅。

PB4を観察すれば、点灯とブランキング処理のタイミングが
見えます。

A11_20201208170501

オシロ波形、上から
 PB4 40usオフして960usオン。 これでLEDを点灯・消灯。
 PB3 OC2A コンペアAのタイミングでトグル
 PD3 OC2B コンペアBのタイミングでトグル
 PB5 LED点滅 1秒ごとに

LEDのダイナミックスキャン、こんな手順で。
・コンペアA割り込みで消灯処理。(ブランキング)
  ついでに1msタイマー処理。

・コンペアB割り込みで次桁の点灯を。
  そして次の点灯桁の準備。

点灯・消灯は割り込みが勝手にやってくれますんで、
メインloopはなにしようが勝手。

/*****  タイマー2 アウトプットコンペア割り込みテスト *****/
// 1kHzで割り込み
volatile byte f_1sec; // 1秒フラグ
// D12 PB4ポート 960uS点灯 40us消灯
ISR(TIMER2_COMPA_vect) { // タイマー2 A割り込み
static word t1ms = 0;
PORTB &= ~(1 << PB4); // D12 PB4 off (40us)
t1ms++;
if(t1ms >= 1000){ // 1秒経過
t1ms = 0;
f_1sec = 1; // main処理に知らせる
}
}
ISR(TIMER2_COMPB_vect) { // タイマー2 B割り込み
PORTB |= (1 << PB4); // D12 PB4 on (960us)
}
/***** SETUP *****/
void setup() {
pinMode(13, OUTPUT); // PB5:LEDポート loopで点滅
pinMode(12, OUTPUT); // PB4:1ms割り込みで点滅
pinMode(11, OUTPUT); // PB3:OC2A出力
pinMode( 3, OUTPUT); // PD3:OC2B出力
cli(); // 割込禁止
TCCR2B = 0x00; // タイマー2いったん停止
TCCR2A = 0b01010010; // あらためてモード設定
// |||| ++--- WGM: CTCモード OCR2Aでクリア
// ||++------- COM2B D3 PD3 トグル出力
// ++--------- COM2A D11 PB3 トグル出力
TCCR2B = 0b00000100; // クロック設定
// |+++--- CS:1/64 : 250kHz
// +------ WGM02
OCR2A = 250 - 1; // 250カウントで1kHzを
OCR2B = 10 - 1; // 10カウント(40us)で割り込み
TIMSK2 = 0b00000110;
// ||+---- TOIE2 オーバーフロー割り込みは無し
// |+----- OCIE2A コンペアマッチA割り込み有効
// +------ OCIE2B コンペアマッチB割り込み有効
sei(); // 割込許可
}

void loop() { // D13ポートにパルス
if(f_1sec){
f_1sec = 0; // 1秒サイクル
PINB |= (1 << PB5); // D13 PB5 LED on/off トグル操作
}
}


OCR2Bをいじれば、明るさを変えることができます。
125-1ならデューティ50%に。
大きくすればどんどん暗く。
OCR2Aより大きくなれば全消灯。

  ※OC2A、OC2Bのトグル出力はタイミング確認の
   ためのものですんで、必要ありませんので。

ちょっとtips。
loopのところのPINBのbit5に対する「1」書き込み、
これでPORTBのbit5がトグルしてくれます。
AVRマイコン独自の機能です。


※追記 オフ時間を4種類で変えてみました。
A割り込み内で、次のオンタイミング、OCR2Bを操作
します。


/***** タイマー2 アウトプットコンペア割り込みテスト *****/
volatile byte scan; // スキャン位置 0~3の4つ
byte oc2b[]={ // OCR2B設定値
20-1, 40-1, 80-1, 100-1, }; // on位置
volatile byte f_1cyc; // 1サイクルでon
// 1kHzで割り込み
// D12 PB4ポート 960uS点灯 40us消灯
ISR(TIMER2_COMPA_vect) { // タイマー2 A割り込み
PORTB &= ~(1 << PB4); // D12 PB4 off
OCR2B = oc2b[scan]; // 次onタイミングをセット
scan++; // 次スキャン位置
if(scan >= 4){ // 0~3
scan = 0; // 4で0に戻す
f_1cyc = 1;
}
}
ISR(TIMER2_COMPB_vect) { // タイマー2 B割り込み
PORTB |= (1 << PB4); // D12 PB4 on
}
/***** SETUP *****/
void setup() {
pinMode(13, OUTPUT); // PB5:LEDポート loopで点滅
pinMode(12, OUTPUT); // PB4:1ms割り込みで点滅
pinMode(11, OUTPUT); // PB3:OC2A出力
pinMode( 3, OUTPUT); // PD3:OC2B出力
cli(); // 割込禁止
TCCR2B = 0x00; // タイマー2いったん停止
TCCR2A = 0b01010010; // あらためてモード設定
//      |||| ++--- WGM: CTCモード OCR2Aでクリア
//      ||++------- COM2B D3 PD3 トグル出力
//     ++--------- COM2A D11 PB3 トグル出力
TCCR2B = 0b00000100; // クロック設定
//       |+++--- CS:1/64 : 250kHz
//       +------ WGM02
OCR2A = 250 - 1; // 250カウントで1kHzを
OCR2B = 10 - 1; // 10カウント(40us)で割り込み
TIMSK2 = 0b00000110;
//        ||+---- TOIE2 オーバーフロー割り込みは無し
//        |+----- OCIE2A コンペアマッチA割り込み有効
//        +------ OCIE2B コンペアマッチB割り込み有効
sei(); // 割込許可
}
/***** LOOP *****/
void loop() { // D13ポートにパルス
PINB |= (1 << PB5); // D13 PB5 LED on/off トグル操作
#if 0
if(f_1cyc){
f_1cyc = 0;
PINB |= (1 << PB5); // D13 PB5 LED on/off トグル操作
}
#endif
}

こんな波形になります。
A000_20201209113501  

そして、LOOP内で連続パルスを出すと、割り込み処理時間が推測
できます。
パルスが止まっている時間が割込処理中の時間。
A001_20201209110401

OC2Aパルスはハード的に出ます。
そこからD12がLになるまでが、割り込みの応答時間。
レジスタをスタックに待避したりで大忙し。

そして・・・割り込み応答を観察するためLOOPにパルスを
出してると、たまに別の処理が走っているのに出会うことが
あります。
今回はこんなの。
A003_20201209112401

OC2A、OC2B割り込みは出力波形と同期していますが、
無関係のところでLOOP内のパルス出力が抜けます。
それがバックグランドで走っているタイマー0の
オーバーフロー割り込みのタイミングです。
周期は1.024ms。
ですので1ms周期のタイマー2とは同期しません。
抜け部分がどこに来るかは不明。
もしタイマー2割り込みと競合すると、どちらか早い
ほうが優先され、負けた方はその時間だけ処理が遅れ
ます。
新たなOCR2Bの設定が、その割り込み前にできないと
変化して欲しい時間が1ms周期遅れてしまいます。
  ※割り込み起動は抜けないのでオフが継続という
   ことではない。

2016年02月19日:Arduinoのタイマー処理
2020年1月28日:Arduinoから「タイマー0」を取り上げる(ユーザーが使う)
ラジオペンチ:Arduinoのmillis()関数が返す値は不連続な場合がある

クリチカルな処理の時は、これがじゃまになるかも。


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2020年12月 7日 (月)

ひさびさの「腰痛」

昨昼は女房実家でちょいと片付けもの。
無理をしてしまったようです。
夜になって「腰がぁぁ・・・痛い~」っと。
スティックタイプの経皮鎮痛剤を塗り塗り。
「ボルタレン」も一錠。

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2020年12月 4日 (金)

ホザンのデジタルテスター「Z-203」修理

文鎮製作の佐藤テック君からの修理依頼。
「この前まで動いていたんやけど・・・」っと。
   良くある故障パターン。
ホザンのデジタルテスター「Z-203」

   ※修理後に取った写真
81

電源をオンしても反応無し。
電池(単3が2本)はOK。
電池電極に電池の液漏れ跡あり。

さっそく解体。
83
片面基板でした。

パターン面を見ると・・・
84

液漏れによる腐食で、マイナス極からの引出線パターンが
どこかで断線。
電源スイッチとつながってません。
どこで切れてるかは追いかけず、ジャンパー線で対応。
無事に修理完了です。

デジタルテスターのテスター棒のターミナル、
たいていは電流レンジが独立してますが、これは
電流と抵抗がいっしょになってます。
ちょっと珍しいか。


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現場写真  下手人は誰だ!

一昨日のバラバラ事件。
51_20201204083001

シッポを見せた下手人!
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取り調べに「わたしは・・・知らん」っと。
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無関係な目撃者。
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2020年12月 2日 (水)

アレシボ電波天文台、900トン超の受信部構造物が140メートル落下して主鏡を粉砕

えらいニュースが・・・

アレシボ天文台の900トン超の受信機が落下して主鏡を粉砕
CNN.co.jp : アレシボ天文台、解体を前に崩壊 57年の観測に幕
アレシボ天文台が崩壊 プエルトリコの巨大望遠鏡(AFP=時事) - Yahoo!ニュース

事故ってたのは知ってました、こりゃ完全にアウト。
メンテにお金をかけてない構造物ってこうなってしまうんだ・・・

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2020年12月 1日 (火)

サンタ・トイプー 出窓がクリスマスモードに

出窓も12月になってクリスマス・モードに。
A1_20201201213901

今日はこの子↓を触ってました。
A2_20201201214001

ペコの元の飼い主さんからのプレゼント。
  ペコは11月生まれなんで、プレゼントで
  頂戴しました。
  元気にしておられます。

2015年03月22日:「ペコ」がやってきた
   (今はもう「下間ペコ」で登録しています)

ペコ近影。 6歳の熟女。
A3_20201201214101

で、出窓に置いた「サンタ・トイプー」、これ、ほっぺたの
赤色LEDと胸の緑色LEDが、クリスマスの歌(メロディー)
に合わせて光るんです。

女房からの依頼・・・
 ・電池じゃなく電源で。
 ・ずっとピカピカ光るように。
 ・音はいらない。スピーカーは切ってもて。

この制御、
 ・スイッチオンで音楽が鳴りLEDが点滅。
 ・音楽が1サイクルしたら自動消灯してスタンバイに。
 ・次にスイッチを押したら違う音楽が再生して、LEDは
  違うパターンで点滅。
 ・途中でスイッチ操作したら、中断してスタンバイに。
こんな処理になっています。
スイッチをずっと押してたら、何度も再生繰り返し
だったら簡単だったんですが、そうじゃありません
でした。

そして、「定期的にスイッチ・オンのパルスを入れる」
という手法は、「再生中はスイッチオンで中断処理」に
なってしまってアウト。
ということは、
  「再生が終わったぞ」
  「よし、次のオン・パルスを出すぞ」
を判断しなくちゃなりません。

ということで、あれこれ・・・・
また、まとめますんで、ちょいお待ち。

※追記

仕事場でゴソゴソ中の写真。
21_20201202103401
背中のボール紙を切り開いて、回路(配線)を露出。
22_20201202103501

アルカリ・ボタン電池LR44を2コで動作。
電源は電池ホルダーのタブに直ハンダ。
スピーカーとスイッチの電線はたぐれましたが、
LEDの配線にはアクセスできませんでした。

こんな接続に。
31_20201202103801
動作と停止をどうして検出しようかと考えました。
ピエゾスピーカーを駆動している信号か、とも思っ
たのですが、まずは電源電流の変化を見ました。
動き始めると、LEDが点滅して20~50mAあたりを
変動します。
1曲の再生が終わるとゼロに。
このタイミングで次の曲起動のためのスイッチオン
信号を出します。
出だしのため、パワーオン時にもスイッチオンが
必要です。

電源ラインに入れた電流検出抵抗で・・・
っと、考えたのがこんな回路。
32_20201202103501 

20mAの電流で、PNP Trを駆動するとなると「30Ω」の
抵抗が必要になります。
しかし、50mA流れると1.5Vのドロップに。
3.3Vレギュレータの入力電圧が落ちることに。
このドロップを減らす方法を考える・・・

えい、面倒だっと、こんな回路に落ち着きました。
33_20201202104501
GND側に入れた1Ωの電流検出抵抗のドロップ電圧を
OP-AMPで100倍に増幅。
この電圧をCRで遅延。
それをコンパレートして、スイッチ信号を駆動する
ということにしました。
電源オン時のパルスも得られます。



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「ガリレオ」と「望遠鏡」本3冊

東成図書館にあったのがこの2冊。
61

これ↑を読んでからリクエストしたのがこれ↓。
62

伊藤 和行著:ガリレオ-望遠鏡が発見した宇宙

ガリレオ -はじめて「宇宙」を見た男
 (ジャン・ピエール・モーリ著)

望遠鏡400年物語 大望遠鏡に魅せられた男達
 (フレッド・ワトソン 著)


ガリレオの望遠鏡、再現されている方がおられます。
   ガリレオ式望遠鏡で検索
むちゃ狭い視野角。
赤道儀じゃ無いし、よく見られたもんだと。

大人の科学 の付録になっていた。
  ・・・当時の狭い視野を追体験 っと。



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原発あれこれ本

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左から
みんなの知らない世界の原子力(海外電力調査会)

鎌田實著:チェルノブイリ・フクシマ なさけないけどあきらめない

「世界の原子力」は、もうちょいと古いんですが、原子力発電での
世界の動きがまとめられてます。

鎌田さんの本は、くやし涙かな。

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原発というか原子力開発賛成本3冊

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左から、
澤田哲生著:やってはいけない原発ゼロ

澤田哲生著:誰も書かなかった福島原発の真実

日本のエネルギーが危ない! WiLL SPECIAL 保存版

本の中でも出てきますが、「もんじゅ」 は廃炉せずに高速炉運転の
「研究」をすべきだったかと。


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