Arduino UNOでデューティー比測定回路 ケースに入れて完成
2020年8月24日:Arduino PWM波形のデューティー比測定 これで完成形か?
2020年8月18日:Arduino デューティー計測のためのインプットキャプチャータイミング
2020年1月28日:Arduinoから「タイマー0」を取り上げる(ユーザーが使う)
これの続き。
Arduino UNO基板を引っ張り出さなくても、「手軽」に
デューティー比を測定できるようにと、回路をケースに
入れました。
オシロを使えば、周波数や周期も表示してくれるし、
デューテューやパルスのH幅、L幅(時間系の測定機能)
も計ってくれます。
でも、「正確になんぼやねん?」にはちょい桁数不足。
※周波数や周期は周波数カウンタを使えば
良いんですが・・・
せっかくだし、ということで実験していた回路を
ユニバーサル基板に組んで、ケースに入れました。
高い周波数の測定を目指したんじゃなくって、入力クロックの
H区間とL区間を調べようというのが目的。
デューテューは t1/(t1+t2) * 100で「xx.xx%」と表示。
周波数は clk / (t1+t2) で表示。
t1とt2はタイマー1のインプットキャプチャー機能で
数えたT1クロックの数。
T1クロックは16MHz~0.1MHzまでスイッチで選択
できるように。
最大クロック数が16bitで65535。
それ以上は(つまり低い周波数)はカウンターがオーバー
フローしてしまいます。
こんな表示になります。
0.1MHzのT1クロックで、t1+t2が50000カウント。
だから周波数は2.00Hz。
デューティーは49955 / 50000 = 99.91%。
※H/Lsetというスイッチで、t1とt2を入れ替え
できるようにしています。
負論理信号のデューティーを読めるように。
基板の様子。
片面基板に配線。
ハンダ面への部品取り付け(コネクタとVR)はこの↓応用。
2020年9月26日:手組みするときは片面基板で:1kHz PWM発生回路
液晶の下にATmega328P。
入力にいれたシュミット 74HCT14は無くてもok。
※ちょいスレッショルドを下げたかったんで。
入力プルアップ抵抗のon/off機能(ジャンパーピンで)
付けておくほうが良いかもしれません。
※スケッチ:ダウンロード - duty_ck1.c
ファイルタイプを「.ino」ではなく
「.c」にしています。
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コメント
おっと。 回路図、間違ってますわ。
検図能力が・・・
投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2020年11月12日 (木) 19時32分