アナログデバイセズのF/Vコンバータ「451J」
25年ほど前に作られた(設計は35年前)回路の修理依頼。
※他社製。でもちゃんと回路資料は残ってます。
オンボードのDC/DCコンバータのトラブル(寿命)で、
アナログ系±15V電源が異常に。 過電圧が加わったと。
DC/DCコンバータを外して様子を見たら・・・
定格負荷をかけて1分ほどしたら、過電圧が発生。
±15V→±30Vほどに。
基板上のIC、どれがダメージを受けたのかこれから調査です。
一番の難題がこれ。
アナデバのF/Vコンバータ「451J」。
※黄色い染みのようなのは防湿用の塗膜。
これがアウトだと、代替回路を作らなくちゃなりません。
他は741互換のQUAD OP-AMP LM348。
これはまだ現行品で、入手可能。
これから、別の電源で±15Vを供給してダメージの
調査を開始。
さてどうでしょか。
※「made by intronics」で検索すると、アナデバの石(モジュール)
が出てきます。
製造方法のアーキテクチャ名かな?
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コメント
「451J」は生きている。
入力パルス周波数に対して、設定している電圧が出てきます。
・・・よかった。
OP-AMPがあかん。
投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2020年10月30日 (金) 16時01分
これ、舶用装置で使われている基板だったんです。
無事に修理完了。
基板上の電解コンはすべて交換。
タンタルが2コ使われてて、これはフィルムコンに交換。
昔の設計なんで、基板のスペースはゆったり。
いくつか調整箇所(ポテンショを回してゲインやレベルを合わせ込み)があって、これも大丈夫。
船が動いている間、この回路もずっと動いています。
投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2020年11月10日 (火) 09時59分