エネループ・プロ(BK-3HCD:2500mAh) 60%放電で実験開始
2020年7月3日:パナソニックeneloop pro(BK-3HCD) JIS C8708:2019充放電実験スタート の、2020年7月7日11時07分に記したコメント、
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この記事の↓
「放電深度を60%から100%にしたら寿命が10~15%に減る」
を確かめてみたいのです。
10~15%の逆数は10倍~6倍。
ほんとにそうなる?
さて、10倍~6倍に寿命が延びるのか?
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放電時間が6割に減るんで、単純にその逆数の1.67倍は伸びるはずです。
パナの仕様だとエネループ・プロは150回。
それが250回になってあたりまえ。
「放電深度を60%から100%にしたら寿命が10~15%に減る」だと、
150回が900回~1500回に。
はたしてどうなるのか?
今から1~2ヶ月、様子を見守ってください。
※実験開始前の内部抵抗:17mΩでした。
ここに出てくるグラフ↓が正しいのか?
http://igarage.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2019/03/05/11.png
そんなうまいこといかんのか?
東芝インパルス TNH-3Aでは
1.0Vまで放電と90分あるいは1.1Vまでの2種を試しました。
しかし、この時は抵抗で放電を行っていたので、放電電流は
管理できていません。
今回の回路は定電流回路ですので、時間で規制すれば電池から
引き出す電流値を固定できます。
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※参考 JIS C8708:2019充放電実験回路
★印のパラメータを2時間定格の6割、72分に設定します。
※1は電池により設定
# 1 1Cg 0.5CmA 1250 :1cyc 0.5C 充電電流設定値(mA) ※1
# 2 2-49Cg0.5CmA 1250 :2~49cyc 0.5C 充電電流設定値(mA) ※1
# 3 50Cg 0.1CmA 250 :50cyc 0.1C 充電電流設定値(mA) ※1
# 4 1-48Dc0.5CmA 1250 :1~48cyc 0.5C 放電電流設定値(mA) ※1
# 5 49Dcg 0.5CmA 1250 :49cyc 0.5C 放電電流設定値(mA) ※1
# 6 50Dcg 0.2CmA 500 :50cy 0.2C 放電電流設定値(mA) ※1
# 7 1Chg Time 132 :1cyc 0.5C 充電時間 (分) 132分:2時間12分
# 8 2-49Chg Time 132 :2~48cyc 0.5C 充電時間 (分) 132分:2時間12分
# 9 50Chg Time 960 :50cy 0.1C 充電時間 (分) 960分:16時間
#10 1-48Dcg Time 72 :1~48cyc 放電時間 (分) 3時間くらい ★
#11 49Dcg Time 72 :49cy 放電時間 (分) 3時間くらい ★
#12 1-49Chg Wait 20 :1~49cyc 充電後待ち時間 (分) 20~30分
#13 1-49Dcg Wait 10 :1~49cyc 放電後待ち時間 (分) 10~90分
#14 50Chg Wait 60 :50cyc 充電後待ち時間 (分) 60~240分
#15 50Dcg Wait 60 :50cyc 放電後待ち時間 (分) 十分な
#16 V-Stop 1-48 100 :1~48cyc 放電停止電圧 1.00V
#17 V-Stop 49 100 :49cyc 放電停止電圧 1.00V
#18 V-Stop 0,50 100 :0cyc,50cyc 放電停止電圧 1.00V
#19 -dV mV 10 :-ΔV (mV) 5,10mV
#20 -dV DelayTim 10 :-ΔV 検出開始時間 (分)
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※5サイクル目までの様子
1サイクル目の充電は、直前に「0.2Cで1.0Vまで放電」が
実行されたので(空っけつになった)、定格容量まで充電が
行われている様子が出ています。
1サイクル目の放電から72分で停止。
その次の充電が80分くらいして「-ΔV検出」で止まっています。
※電池あれこれ
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コメント
なんだろか・・・
この、ニッ水電池を想う念は・・・
始まりはミノルタの「DiMAGE7i」。
これが単3x4本仕様のカメラだったから。
買ったのが2002年6月。
ニッ水電池とのお付き合いはこのカメラに付属の「三洋トワイセル1700」が最初。
それまで、充電池といえばニッカドだった・・・
その後、いろんなニッ水電池に出会い、このカメラで使い潰しました。
エネループが出てくるまで、ほんと見かけ倒しのニッ水電池ばっかしだった・・・
それと・・・
ニッ水電池の評価記事はあれこれネットで見つかるけど、性能のうんちくは、メーカー発表の仕様をなぞっているだけ。
「繰り返し充放電実験」なんて誰もやってない。
初期性能はええんです。
使い続けてどうか?というのが真価。
これを評価するには使ってみないと分からない。
「どうやって調べる?」というのも課題。
ということで、JIS C8708も新しくなったということで新機材も完成しましたし(現在3セット)、もうしばらくニッ水電池とお付き合いしてみます。
投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2020年8月 8日 (土) 10時12分