パナソニックeneloopスタンダード単3、JIS C8708:2019充放電テスト450サイクル目
2020年4月6日にスタート した パナソニックeneloopスタンダード単3:BK-3MCC の
JIS C8708:2019充放電実験 、450サイクル目を終わりました。
※データを吸い出してから次の400サイクルを始めています。
1日あたり6サイクルほど進みますので、次の自動停止はざっと2ヶ月後です。
・関連→2020年5月15日:Arduino-UNO + SDカードでシリアルデータロガー 完成形 今度こそ
2020年5月6日:ダイソーReVOLTES単3 JIS C8708:2019充放電試験(-ΔV検出有) 500サイクル目で終わります
の中で途中経過を報告しましたが、その後も順調にサイクルが進みました。
さすがの「エネループ・スタンダード」。
まずは50サイクルごとの0.2C放電(定格だと5時間=300分)のグラフです。
JISの判定ではこの放電持続時間が3時間=180分になったら寿命。
パナのスペックでは、旧JISで2100回、新JISで600回が示されています。
まだまだ余裕か!!
そして、毎サイクルごとの0.5Cでの充電時間と放電時間。
それと充電完了電圧。
サイクルが進むにつれ、
・最初の50サイクルほどは徐々に調子良く(放電時間がちょい長く)
・300サイクルを越えたあたりから徐々にほんの少し放電時間が短く。
こんな様子が見えています。
50サイクルごとに「0.2Cでのゆっくり放電」が入るのですが、
その影響もほとんど見られません。
ダイソーReVOLTES での実験結果を見ると、充電時間に0.2C放電の
影響が出てきたら「そろそろ寿命」かと。
※50サイクルごとに「0.2C」でゆっくり放電。
この結果、電池がカラっけつに。
0.5C放電だと内部抵抗の影響で早期に1.0Vまで低下して
まだエネルギーを残しているのに放電停止。
その次の0.5C充電(51cyc目、101cyc目、151cyc目~)が、カラっけつ
を埋めようとして充電時間が長くなる。
50サイクルごとに行う0.2C放電の結果より、このグラフのほうが電池の
寿命を表しているように思います。
富士通の黒(2450mAh) は250サイクル直前で突然死でした。
それもこの充放電時間と充電完了電圧のグラフから読み取れます。
ReVOLTESはゆっくりと寿命を迎えました・・・
2013年9月から始めた電池イジメ では、
「エネループ・スタンダード、力尽きる」 が574回目。(2015年07月)
このイジメでは、充電は市販の急速充電器、放電が1Ωの抵抗で1.0Vまで。
「市販の充電器で充電出来なくなった」が寿命の判断。
えんえんと電池を入れ替えて実験を継続したのでした。
これはほんとに長かった。
※ブログ記事まとめ:電池あれこれ
| 固定リンク
「電池」カテゴリの記事
- ケースに絶縁取り付けできるCR2032用電池ホルダー(2021.01.06)
- 電池の製造年、パッケージと本体の刻印で異なっていた(2020.12.21)
- 充電式エボルタお手軽モデル BK-3LLB 充放電実験開始(2020.11.25)
- ディズニー柄の三洋製eneloop発掘(2020.11.25)
- 【電池BOX】 うずまきバネ式の接触抵抗は板バネ式の数十倍大きい(2020.11.24)
コメント