小信号ダイオード・・・1SS133を使ってきたけれど
小信号ダイオード、昔々は1S954や1S1588、1S2076。
それらが無くなってからはロームの1SS133が常備品でした。
ところがこれも廃番に。
現在、秋月が東芝の1SS178 を売ってますんで、1SS133の代わりはこれを愛用しています。
世界的には1N4148 が汎用ダイオードです。
しかし・・・ DO-34パッケージのはずの1N4148を注文したら「大きいやん」っというトラブルに遭遇したことがあります。
ガラスの胴体部分が長くって、5.08mmピッチの基板穴に入らないのです。
手持ちのダイオードをちょっと見てみます。
上から、ロームの1SS133、東芝の1SS178。
そして3つ目がONセミコンの1N4148TACT。
一番下が1S954時代のダイオード。
これは挿入ピッチを7.62mmにしないと入りません。
1SS133のデータシートを見ると、ガラス部は2.7mm±0.3mm。
余裕で5.08mmピッチの穴に入ります。
ところが・・・ONセミコンの1N4148はこのように示されています。
最小3.06mmで最大が4.56mm。
もし最大寸のが注文してやってきたら、5.08mmピッチの穴には寝かせて実装できません。
型番から形状サイズを拾い出すと「DO-34」と記されていて安心したのがアウトでした。
製造時期にもよるのでしょうけれど・・・
(返品okだったので返品しちゃいました)
1N4148でもメーカー違いのVISHAY製1N4148はこんな形状。
最大3.4mmと記されているんで、まぁ大丈夫でしょう。
こんなトラブルに出会ってから1N4148を使う(注文する)のはちょいと躊躇するのです。
※面実装品だと関係ありませんが。
※追記
Digi-Keyで1SS133を調べると 台湾製の1SS133Mが現行品で出てきます。
(知らなんだ)
※ダイオード関連の過去記事
・2013年10月25日:逝くならきちんとどうぞ…
中途半端に飛んだダイオードの話
・2016年04月22日:1A定電流回路 「足」を測ってみる
抵抗やダイオードの「足」の抵抗を測定
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