メカの動きを電気信号にして観察する:カメラのレリーズタイムラグ
価格.comの「LUMIX DC-G9 ボディ」のクチコミ掲示板
https://bbs.kakaku.com/bbs/K0001014251/SortID=23293746/#tab
に書き込みした内容なんですが、ここにも上げておきます。
オリンパスOM-D E-M1mk2とフラッシュFL-600Rでレリーズタイムラグ
を調べてみました。
M露出モードにしてシャッター速度1/10秒に固定。
観察した信号は4つ。
・ch1:半押しボタン信号
・ch2:全押しボタン信号
シャッターボタンの押し下げを外付けリモコン接続ジャック
の信号で観察。 Lでオン。
・ch3:マイクで拾ったシャッター音
シャッター開→閉の間隔が100ミリ秒になっているのが見える。
開閉以外にも見えている音は、ライブビュー状態からの
シャッター開閉シーケンス。
いったんシャッターを閉めてからもう一度開けて露光開始。
露光時間経過後に閉。
そしてもう一度開けてライブビュー再開。(先幕、後幕と)
この動きをマイクで拾って波形に。
・ch4:フォトトランジスタで受けたフラッシュの発光
Hで発光。
これがフラッシュオフでの撮影。
フラッシュは光っていません。
全押し信号がLになってからシャッター開までの時間が
レリーズタイムラグになります。
次に、フラッシュをオンしてフラッシュの調光を「A」モードに。
カメラはフラッシュを発光させるだけで、フラッシュの光量は
フラッシュが判断。
この時のレリーズタイムラグはフラッシュオフの時と同じです。
フラッシュを「TTL-A」モードにしたときの様子。
プリ発光してカメラ側で露出を判断し、フラッシュの発光時間を
制御するので、実際の露光まで時間遅れが発生。
フラッシュを「TTL-A」にして使うと、プリ発光による露出制御の
せいでレリーズタイムラグが遅れますよという実例でした。
※追記 フラッシュを「RCモード」(ワイヤレスリモコン撮影機能)
にすると、フラッシュ光で外部フラッシュの発光制御を行いますんで、
もうちょい遅れます。
その時の波形。
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