近所のダイソーに「明るいランチャーライト メタリック 1LED」が置いてあったので買ってきました。
ずいぶん前からあるようで、皆さん、解析してあれこれ改造されているようです。
おそまきながら、今回、そのお仲間に。
・100均ライト改造報告No.28【明るいランチャーライト メタリック改】(2018/12/11:スナップリングプライヤー自作): ヤマネ製作所な日々
・こだわり品と改造品: 9SMD&1LED BOXライト改造 【ランチャーライト分解】
これの問題点が、電流制限抵抗が入っていないこと。
単4電池3本仕様なわけですが、電池が元気だとLEDが大電流にさらされます。
百円の品とはいえ、これは気持ち悪い。
ですんで、こんなふうに改造してみました。
いっしょに買ったのが単3電池2本仕様のLEDハンドライト。
昔からあるもので、2015年に
・これに使われているLEDの劣化テスト
をしています。
4年経ってこの時と同じLEDなのかも興味がありました。
LEDは再び劣化テストに回し、中に入っている昇圧ICとコイルを利用します。
ここで問題なのが「マイナス電源」。
電源スイッチは、電池のマイナスをケース外装に接続しています。
それがレンズ部のLED基板につながります。
ですので、電池ボックスからのマイナスは使えません。
もうひとつが集光レンズとLED基板の取り外し。
しっかりと外装にはまり込んでいます。
LED基板を外装アルミに固定している「Cリング」を取り外しても、LED基板がうまく抜けませんでした。
集光レンズのくぼみにLEDの外側がきっちりはまり込んでいて、あれこれしても取り外せないのです。
そこで、LED基板は取り外さず、基板のマイナスパターンに1mm径のスズメッキ線をハンダしてマイナス電源を引き出すことにしました。
メッキ線の途中に黒色リード線をハンダして、LED駆動回路を仕込んだ電池ボックスにつなぎます。
細めの大容量ハンダゴテが必要です。
・白光No.984のターボスイッチ
ユニバーサル基板にICとコイルをハンダして、ランチャーライトの電池ボックスを一列つぶしてLED駆動回路を仕込みます。
電池交換時、電池ボックはぶら下がったまま。
小さなピンとソケット(1ピンだけ)を使えば良いかな。
これで完成。
今のLEDハンドライトのIC、「YX8121」という型番でコイルは330uHが使われていました。
供給電圧3Vでの消費電流、130mAでした。
(昔のは「0118」と記されたICで150uHのコイルでした)
さて・・・
「紐付き」なのも面白くありません。
LEDハンドライトの昇圧回路、昔にLEDを取り外したのが残っています。
そこで・・・
木の丸棒をランチャーライト外装の中に入れ、LED基板の裏(電池ボックスの接触部)からたたいてみました。
最初は失敗。
集光レンズが割れちゃいました。
試しに使ったのが モノタロウの防錆潤滑剤 。
一吹きしてビニール袋に入れて一晩放置。
翌朝、同じことをしてみたらうまく抜けました。
洗浄は 大阪魂パーツクリーナー 。
このLED基板にICとコイルをハンダします。
LEDのプラス側足を切断して基板から浮かせて、そこにコイルとICの足をハンダ。
集光レンズがじゃまにならないよう、またアルミ外装の内側に接触しないようにしておきます。
昇圧回路を乗せたLED基板と集光レンズをアルミ外装にムギュ~っと押し込んで完成。
電池ボックスの電池1本をストラップして電池2本仕様に。
これで、「マイナスの黒ヒモ」から開放されました。
旧タイプの昇圧回路部品(150uH)だと、3Vで280mAとちょいと多めの電源電流でした。
電池の持ちを良くしたいのなら、コイルのインダクタンスを大きくすれば電流を減らせるかもです。
このランチャーライトの大きさ・形状で単3電池1本のがあれば良いのですけれど。
※追記
ランチャーライトとハンドライトから取り出したLEDは、長期間点灯実験に。
左がランチャーライトのLED。
とりあえずどちらも100mA流して様子を見てみます。
ハンドライトのLED、昔のと変わっているのかいないのか、はたして・・・
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