ノギス談義:固定ネジはなぜ抜け落ちない?
ミツトヨ・デジタルノギス CD-20PSX に絡んで、昨日はちょいとノギス談義。
※参考
・ノギスの構造
Q:ノギスのスライダー部に付いている固定ネジ、
左回しでどんどん緩めていってもなぜ抜け落ちないの?
この質問に対し、
ノギスをしょっちゅう使っているフライス屋:佐藤テック君は・・・
「このネジ、取れてしもたん、何本かあるで」っと。
まぁ、プロは使用頻度が違うのでしょう。
想像なんですがこんなことになっているのではと。
ネジの先端が潰してあって、雌ネジに入っていかないから止まるっと。
そこで、さらなる疑問が。
・これ、どんな具合になっているの? 見たことある?
・雄ネジ先端中央をプラスドライバ(のような工具)で
たたき込んで、外側に広がらせてる?
いかがでしょう?
ノギスをバラせば見えるんでしょうが、調子良く使えているのは
そっとしておきたいわけでして・・・
※追記
柴田さんからコメントを頂戴した後、メールで「その部分」の画像が送られてきましたので紹介しておきます。
※ありがとうございました!
(矢印はこちらで記入)
※拡大
この止めねじ(ローレットネジ)の先端加工、向こう側からねじ込んだ後でしか作業できませんよね。
どうやって、どんなツールで作業してるんだろか。
※あらたな疑問・・・
ミツトヨに聞いてみよか。
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コメント
こんにちは、
私も興味があったのでメンテナンスついでに覗いてみました。150mmのMitsutoyo製ノギスです。
スライダ・ジョウ、内側の固定ツマミの出先部分は平フライスで半月状に削ってあり、
そこに精密(タイトな)なネジスペーサ(約0.5~0.8mm)を接着固定しているようです。場所からして先端をつぶす(カシめる)ような大きな力は加えられないと思います。
固定ツマミは2/3回転で作用するようになっており、この辺に使い易さのノウハウがあります。
スライダの摺動部は1mmのリン青銅のたわんだバー(位置決め穴1箇所)が止めネジ2本で固定されます。前側が先端ピボットで位置決め、後ろ側は先端は平らでスライド力調整用です。
やはり、長期間の使用で相当汚れており洗浄して薄くグリス・アップしておきました。
投稿: 柴田 | 2019年9月 5日 (木) 17時18分
追伸;
ローレットネジの抜け止めですが、詳しく説明すると、SUS-M2.6のねじ部先端に薄い「円形」ナットを嫌気性接着剤'ロックタイト'を用いて装着したのではないかと推測します。あくまで測定器の一部なので、製作途上で過剰な力は掛けられないと思いますが。
投稿: 柴田 | 2019年9月 7日 (土) 22時18分