« イモサラダのイモ | トップページ | 「現代→過去」へ遡る歴史教育 »

2019年8月13日 (火)

四つ口拡張コンセントのせいなのか延長コードのせいなのか?!

発火、発煙してたらエラいことだったかと・・・
もらいものの「電気フライヤー」。
定格800W。(100V)

11_20190813215601

鍋の容量が大きいので、昔に買ったのより使い出があります。
注目点は消費電力「800W」。

これを使ったときは、ガレージ壁面の2口コンセントに
4口拡張コンセントを挿し、そこから延長コードで電気フライヤー
のコードまで伸ばしていました。

「4口拡張コンセント」は百均屋さんダイソー製。
延長ケーブルは、プラグに記された定格が「7A」。
5m長のゴム外装2芯キャプタイヤケーブル。
電線の太さは「0.75スケ」。

今日、片付けものをしていて拡張コンセントのクチと
延長コードのプラグが溶けて変形していることに気が
つきました。
真っ直ぐ挿さっていたプラグが、ケーブルの自重で曲がっ
てしまっています。
「あわや!」っという感じ。

  拡大  樹脂が溶けてプラグの先端が曲がっている
      のが見える。
13_20190813222001

4口拡張コンセントの定格は「15A」。
負荷が800Wで、延長コードとそのプラグ部が
消費電流に対してちょい不足しています。

まず、プラグ部を解体。
14_20190813222701
プラグ部ゴムの外装に溶けた跡。
圧着した電線(素材は銅色)の根元部分が変色。

4口拡張コンセントを解体すると・・・
15_20190813222901

変形したところの樹脂が変色。

16_20190813223101

差し込むベロの所、左や右のに比べて開いているのが
見えます。

こういった事故の原因、ちょっとした接触不良。
接触抵抗を持つ部分が通過電流により発熱。
その発熱で樹脂や金属がゆるみ、ますます接触抵抗が
増大。
発熱がひどくなると、樹脂の変形や焦げにつながります。

今回、プラグを横から挿していたので、ケーブルの自重で
プラグの嵌合がゆるみ、斜めになってしまうことで、より状態
が悪くなったのでしょう。

しかし、「プラグのケーブル~プラグをコンセントに挿す~
拡張コンセントのプラグ先」この経路の抵抗を計ると、合わせても
およそ「20mΩ」。
圧着部も安定していますし、そんなにひどい値ではありません。
  ※発熱ワット数=
     I x I x R = 約1.3W
もう10倍になれば「こらあかん!」になったのでしょうが、
ギリギリでセーフだったようです。
電気は正直です。
気をつけなければなりません。

※関連
100V延長コードのコンセントが発熱 (放っておいたら発火したかも)
1A定電流電源回路  ←微少抵抗を測定
CMOSのタイマIC LMC555を使った1A定電流電源回路


 

 

|

« イモサラダのイモ | トップページ | 「現代→過去」へ遡る歴史教育 »

トラブル遭遇」カテゴリの記事

電子工作」カテゴリの記事

コメント

危なかったですね。

私は百均のコード類は配線そのものもプラグやコンセントも不安な品質ものが多いと実感しています。

事故が起きてからでは遅いので、電力を使う用途には今はきちんとしていると思うメーカー製しか買わないことにしています。

投稿: mytoshi | 2019年8月14日 (水) 08時05分

ほんとに危なかった・・・

ガレージに置いてある電子レンジやらオーブントースタは気をつけてる(同じ100Vラインなんで同時使いは×)んですが、新参者のこの800Wフライヤーには注意が行きませんでした。

投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2019年8月19日 (月) 08時36分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« イモサラダのイモ | トップページ | 「現代→過去」へ遡る歴史教育 »