TNHC-34HCの電池電圧チェック用コネクタを
パナの充電器BQ-390とBQ-CC21には電池電圧チェック用のコネクタを増設しています。
東芝インパルス TNH-3A の充電で使っている東芝製充電器TNHC-34HC も同じように しておこうと解体してみました。
片面基板です。
「どこにコネクタを付けようか?」っと眺めていたら・・・
「ちょいと、これは」なジャンパー線を発見。
ジャンパー線のハンダ付けに不具合があったのでしょう、手ハンダで修正しています。
それが失敗。
パターンを剥がしてしまっています。
無理に引っ張った(基板部品面から押し込んだ)のでしょう。
増設コネクタはこのジャンパのすぐそばに設置。
JSTのEHコネクタ を用います。
ケースを削ってGND足をハンダ固定。
これで充電中の電池電圧を読み取ることができるようになります。
すでに内部抵抗が600mΩを越えている「1.0V停止」のインパルスTNH-3Aを装着。
充電開始から終了まで、電圧変化をチャートレコーダーで追いかけました。
正常な充電制御じゃないのでしょう。
明確な「デルタV」が出ていません。
タイマーあるいは電池電圧上昇で充電を止めたような感じです。
内部抵抗が大きいので充電電流を流した時の電圧上昇が大きくなっています。
充電が進むにつれピーク電圧が減少。
発熱によって内部抵抗が小さくなっているのかと推測。
「1.1V停止」のほうがこれ。
「ΔV」が見えています。
※電圧レンジが異なります。
↑は2.0Vフルスケール。
1.0V停止のほうは5.0Vフルスケール。
充放電回数、今日で99回目です。
「TNH-3A」もダメな子電池だった・・・
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