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2019年8月29日 (木)

山武ハネウェル製プロテクトリレー:R4750C

先日来の修理品はこれ。
 ・山武ハネウェル プロテクトリレー R4750C
バーナーを点火、制御するための装置です。
   ※温調は制御はしない。 単に点火シーケンスの制御。

・ファンモータ起動
   エアフロースイッチオンを確認
・パイロット弁開
・点火開始
   火炎確認
・点火オフ
・主弁開
   火炎とエアフロー入力を確認

起動すると、ざっとこんなシーケンスで接点出力がオン・オフします。

一連の流れをチェックしようとすると、出力をいったんリレー受けして、
その接点を動作確認信号として返してやらなくてはなりません。

だもんで、修理するにも治具が必須。
5つの出力があるんでリレーを5つ。
11_20190829131801

左側の箱がプロテクトリレー:R4750C。
箱の下にベースプレートがあって、端子台が入っています。
パネルの赤いのが例のボタン

問題は修理が終わった後のエージングテスト。
電源オンして起動したあとはず~っと同じ接点がオンしてるだけなんで、
通電して放りっぱなしでは試験になりません。
起動シーケンスを見なくちゃならないので、定期的に起動信号あるいは
電源そのものをON/OFFして、制御リレーが思うように動いたかどうか
の記録が必要です。

今回はこんな方法で記録に残しました。
外部に付けたリレーの接点を使って「R-2RのD/Aコンバータ」 を作り、
その電圧を チャートレコーダー に残します。

12_20190829131801

記録された電圧波形を見れば、どのリレーが働いたか1チャンネルの
アナログ入力で分かります。
   (多チャンネルのロガーは必要ない)
周期的な起動信号(電源のオン・オフ)は昔に作った簡易型停電試験回路
これで放っておいても、あとから動作確認ができます。

実験の時に役立ついろんなツール、イザ必要となった時に作るとなると
たいへんです。


※関連
バイメタルを使った遅延スイッチ
リレーを使ったウォッチドッグ回路
コンデンサには放電経路を・・・

※さまざまな電子機器の修理依頼について:(有)アクト電子

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