カイセ製クランプメータ SK-7100
東成おもちゃ病院 がらみでのいただきもの。
カイセ のクランプメータ SK-7100 。
交流電流 6、15、60、150、300、600アンペアが「ロータリー式ダイヤル」で切り替えできます。
特徴的なのが、「右側ゼロ」のアナログ・メータ。
ちょっと珍しいかしら。
メータ指針を「ホールド」(メカ的に)できる「機構」も備わっています。
手を頭上に伸ばして電線をはさんで電流測定。
そこでホールドしておけば、メータを目の前に持ってきてゆっくり数値を読めます。
交流電圧レンジと抵抗レンジも備えていて、テスターリードも付属していました。
上の「赤黒」が交流電圧測定用。
そして下側のミノムシクリップの付いたのが抵抗測定用。
なぜかテスター棒の途中が膨れています。
その理由・・・
ここに「電池を入れよ」という仕掛けなのです。
クランプメータ側に電池は入っていません。
ただし、ゼロオーム調整機能は無いので、使う電池を指定しています。
今は手に入らない「1.35v」の水銀電池 MR44 。
同形状のLR44だと、電圧が高すぎてテスター棒短絡でゼロを越えてしまいます。
ちょいと残念。
そうそう。 これが説明書の裏表紙。
「カイセ」は「海瀬」だったんですなぁ。
知らなかった。
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コメント
関東カメラサービスが販売してる電圧変換アダプター
が有りますけど、大電流不可と書いてあるので使えるかどうか微妙ですね。
MR44(H-C)アダプター 使用電池:SR41W
http://www.kantocamera.com/sale/adapter/index.html
投稿: moasan | 2019年7月12日 (金) 14時25分
旧カメラ用に需要があるんですなぁ~。
親父の遺品、ニコマートFTNの露出計も水銀電池でした。
まぁ、交流電圧レンジと抵抗レンジはオマケということで。
テスター棒を挿すのも面倒だし。
投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2019年7月12日 (金) 23時08分
いつも勉強させてもらっています。
600Aって聞いただけでゾワっとしてしまいました。
クランプ式だからいいんでしょうが恐ろしい世界もあるんですね。
投稿: ryood | 2019年7月13日 (土) 22時12分
「大電流」の世界、こんなのもあります。
・2013年07月26日 低圧・大電流
http://act-ele.c.ooco.jp/blogroot/igarage/article/3481.html
電流値は大きいけれど、電力は「一般家庭レベル」でたいしたことありません。
投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2019年7月14日 (日) 09時56分
うちの昔使ってたフィルムカメラにもアナログメーター付いてた気がします。電池電圧だったのか露出計だったのかはもう分かりませんが。
あと連絡先にテレックス番号載ってるのに時代を感じます。
Wikiを見てみると
2002年(平成14年)9月30日に加入電信網の、2005年(平成17年)3月31日に国際テレックス網の役務提供が終了した。
2000年入っても使われていたんですね~
投稿: maosan | 2019年7月14日 (日) 21時09分