« 校庭キャンプ・きもだめし・・・終わってからツールを整備 | トップページ | 東芝インパルス TNH-3Aの充放電実験、どうしたものか・・・ »

2019年7月30日 (火)

スライドスイッチじゃなかった・・・

2019年7月28日:校庭キャンプ・きもだめし・・・終わってからツールを整備に出てきた「スライドスイッチ」、解体してみたらスライドスイッチャじゃありませんでした。
形状はスライドスイッチ。

11_20190730131301

レバー右と左で中央の端子が両端の端子と接触するはず。
しかし・・・解体してみると・・・
11a_20190730131301
拡大↓
12_20190730131301

端子の中央が盛り上がっていて、これを支点にして接触子が動きます。
構造的にはトグルスイッチの亜流。
それにしてもひどい腐食。

普通、スライドスイッチといえばこんな構造のはず。
新品をバラすのはもったいないので、何かのジャンク品。
13_20190730131301
解体すると・・・
14_20190730131301
スライド接片が動いて端子と接触します。
やっぱ、これがスライドスイッチでしょ。

※関連
2012年06月27日:自滅…防塵パッキンがぁ
2013年09月01日:自滅…A7PSデジタルスイッチ
2018年10月22日:タクトスイッチ接触不良
2015年12月08日:んっ? トグルスイッチが


※追記:中華製スイッチの腐食について

柴田さんから「電触ではないか」というコメントを頂戴しました。
私は「スカタンなフラックス塗布」を原因に挙げたいです。
例えばこれは「SUS材用」のフラックス。
11_20190731093601
これ、電子回路には使えません。 鉄材だと「泡」が出てくる。
電子回路用ではないものと知ってか知らずか、「塗ればハンダ付けが楽になる」っと液体フラックス(ハンダペースト)をスイッチ端子に塗布しているんじゃないかと推測。
3つの端子とも同じように腐食している理由にもなります。
ハンダ付けする前に、端子に刷毛でちょいっと・・・。

電線導体の腐食を見ることもあるんで、リード線のハンダ揚げにも使われていることがあるように思います。
40年ほど前になりますが、皮を剥いたリード線先端をそんな怪しい液体に浸してからハンダ壺に差し入れてハンダ揚げする作業を見たことがあります。
きっとこの「工法」が現代CHINAに受け継がれているんじゃないかと・・・


|

« 校庭キャンプ・きもだめし・・・終わってからツールを整備 | トップページ | 東芝インパルス TNH-3Aの充放電実験、どうしたものか・・・ »

トラブル遭遇」カテゴリの記事

電子工作」カテゴリの記事

コメント

こんにちは、いろいろお世話になっている、柴田です。このような品(かの国製)は玩具、安価な電子Goods に多用されていまして故障、不具合の確率が高い部品です。
'本当'のSlide SW は仰るようにワイピング機能がありますが、この構造はトグル SW の簡易型です。しかも貴金属接点を用いず、薄い銀めっきのみ、修理の際、原因は皆さん「口を揃えて」電池の液漏れだといいますが、私は「電触」ではないかと思います。機械的・物理的に電池の'両方'の電極から絶縁すれば良いのでしょうけれど、コスト面で難しいのでしょうね。
単価10〜30円程度で買えるので相当品があれば即、交換です。

投稿: 柴田 | 2019年7月30日 (火) 16時50分

ここでも似たような故障例。
中華製は昔も今も・・・
http://act-ele.c.ooco.jp/blogroot/igarage/article/1844.html

当時の原因推定を再掲
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(1)電池は取り外されていたんで、電池
 の液漏れじゃない。
(2)スイッチの不良なんだけど、電池電極
 もおかしいので、原因は同じか?
(3)リード線の絶縁被覆から怪しい物質が
 浸みだしたんじゃ?
  (可塑剤が怪しいとゴム屋の意見)
(4)長いことほったらかしにしてたんで
 水分じゃ?
  (水道屋の意見)
(5)ハンダ付けのときのペーストに怪しい
 薬品を使ったんじゃ?
  (太モノにハンダ付けする水道屋の意見)
(6)使われてるハンダ、普通の共晶ハンダ
 じゃない。
 鉛フリーぽいけどなんか微妙。
  (電子回路屋:私)
(7)呪われてる。
  (葬儀屋)

投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2019年9月 4日 (水) 08時50分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 校庭キャンプ・きもだめし・・・終わってからツールを整備 | トップページ | 東芝インパルス TNH-3Aの充放電実験、どうしたものか・・・ »