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2019年6月24日 (月)

ニッ水電池のJIS規格「JIS C8708:2019(7.5.1.4)」が読める

ニッ水電池のJIS規格、「JIS C8708:2019(7.5.1.4)」が読めるようになっています。

検索: jis c8708 2019
http://www.kikakurui.com/c8/C8708-2019-01.html

※関連:
ニッ水電池のJIS規格
JIS規格改正に伴うニッケル・水素蓄電池「くり返し使える回数」の表記内容変更に関するお知らせ
いつのまにやらエネループ・ライトが廃番に


「7.5.1.4」をかいつまんで・・・

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【7.5.1.4】乾電池と互換性がある円筒形単電池

乾電池と互換性がある円筒形単電池のサイクル
試験条件は、使用者の実使用に即したものにす
るため、表16に示す手順を実施する。

【表16】
乾電池と互換性がある円筒形単電池のサイクル耐久
特性試験の1単位の手順

 ・サイクル数     1~49
 ・充電        0.5ItAで-ΔV又は
            タイマー制御 (a)
 ・充電状態での静置  20~30分
 ・放電        0.5ItAで1.0Vまで
 ・放電後の休止時間  10~90分間

 ・サイクル数     50
 ・充電        0.1ItAで16時間
 ・充電状態での静置  1~4時間
 ・放電        0.2ItAで1.0Vまで
 ・放電後の休止時間  (b)

・注(a)
 充電制御方法は,-ΔV=5~10mV又は132分間。
 さらに、充電制御方法が前記条件に適合しな
 い場合は、試験を終了する。

・注(b)
 51サイクル目の試験開始の状況に応じて、50サイ
 クル目の放電停止後に、開路状態で十分な休止時
 間をとってもよい。
 同じ手順を100及び150サイクル目に行ってもよい。

・繰り返し
表16の50サイクル目の放電終止電圧が1.0 Vになる放電
持続時間が3時間未満になるまで、表16の1~50サイクル
の試験を1単位として、その単位を繰り返す。

表16の50サイクル目の放電終止電圧が1.0 Vになる放電
持続時間が3時間未満になった段階で、更に表16の50サ
イクル目に規定する手順で、放電持続時間の測定を行う。
サイクル耐久特性試験は、この2回の放電持続時間がいず
れも3時間未満になったときに完了する。

試験が完了するときのサイクル数は、次の値以上でなけ
ればならない。
 (a) 定格容量800mAh未満のHR03の単電池は、200
 (b) 定格容量800mAh以上のHR03の単電池は、100
 (c) 定格容量2100mAh未満のHR6の単電池は、200
 (d) 定格容量2100mAh以上のHR6の単電池は、100
 (e) HR14及びHR20の単電池は、200

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ざっと、解説と気づいた所。
・「んItA」は今までの「んC」と同じ。
 充電池の定格容量から算出した電流値。
 2000mAhの充電池で0.5ItAは1Aのこと。

・充電方法:7.5.1.3では「製造業者が推奨する
 充電制御方法」という記述があったんですが、
 7.5.1.4は充電条件の電流値や-ΔVの値が規定
 されています。
 これって、どんなもんでしょね。


電池あれこれ・まとめ


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