« UJTの資料 | トップページ | ひさじぶりの電池イジメ:東芝インパルス TNH-3A »

2019年6月 4日 (火)

三和シャッター製リモコン RAX-330 水晶発振子の異常

三和シャッターの無線リモコンRAX-330、RAX-110をあれこれ修理してきましたが、今回の故障原因は水晶発振子の異常。
この水晶の異常は初体験。

11_22

3倍オーバートーン回路で29.985MHzを発振しているのですが、水晶を外して別回路で発振させようとしても発振しません。
ディップメータに装着してダメ。
水晶発振子そのものの不良と判断しました。

12_18

※3倍オーバートーン発振用の水晶の場合、1/3した原発振周波数が
 出ててきます。

13_11


ラジコンの送信周波数に当たるんですが、あれこれ調べても現物を扱っているところが見つかりません。
そこで・・・水晶メーカーに特注品として発注しました。
何社かやりとりして、今回は 山梨県甲府市のアロー電子さん にお願いしました。
  「1個からでもok」「比較的安価」「代金後払い」です。
5月13日に注文を出して6月4日に到着。
さっそくハンダ付けして修理完了。

RAX-330で使われている水晶はHC-49/Uより少し背が低いモノ。
注文したのは納期優先ということでHC-49/Uで。
そのまま基板に挿すと背が高いのでケースにぶつかります。
ちょっと足を曲げて、周辺部品の上に実装してホットボンドで固定。
同調コイルも、さわる必要がないくらいでした。

14_6


※さまざまな電子機器、電子回路の修理依頼について


※RAX-330、110の高周波回路でのトラブル
水晶の足のハンダ割れが原因
トリマーコンデンサが電池液漏れでアウト
発振段トランジスタがアウト

|

« UJTの資料 | トップページ | ひさじぶりの電池イジメ:東芝インパルス TNH-3A »

修理」カテゴリの記事

電子工作」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« UJTの資料 | トップページ | ひさじぶりの電池イジメ:東芝インパルス TNH-3A »