ひさじぶりの電池イジメ:東芝インパルス TNH-3A
ひょんなことから、充電器セットのニッ水電池がやってきました。
東芝 IMPULSE 充電池 TNH-3A 。2400mAh(min)という定格。
充電器はTNHC-34HC 。 単3、単4両用で同時充電可能。
充電中(赤)+充電完了(緑)表示LEDは電池ごと個別に付いています。
「THE IMPULSE」 TNH-3G がひどい電池だっただけに、どんな挙動になるのか興味津々。
さっそくですが、放電前にひと調べ。
無負荷開放電圧、4.7Ω負荷での電圧、1Ω負荷での電圧、そして電池の内部抵抗。
※電池の製造年月を記したマークは見つからず
電池電圧を測るのはPIC16F819を使った電池電圧チェッカー 。
内部抵抗の測定は1kHz正弦波を使った自作の電池内部抵抗測定器 。
交流10mA定電流回路、四端子法で内部抵抗を計ります。
その結果です。
・開封直後
無負荷 4.7Ω負荷 1Ω負荷 内部抵抗
電池1 1.29V 1.28V 1.23V 17mΩ
電池2 1.30V 1.28V 1.23V 17mΩ
電池3 1.29V 1.28V 1.23V 20mΩ
電池4 1.29V 1.28V 1.23V 20mΩ
エエ感じでそろっています。
これから初回の放電させてみます。
放電器はこれ→PIC16F88を使った放電特性記録機能付き バッテリー放電器
1Ω負荷で「1.00V」まで放電。自動的に放電停止。
※1回目の放電。
4本ともほぼ同じカーブで100分以上の持続時間でした。
これを充電して、4本とももう一回放電してみます。
その後、1本だけ充放電を繰り返してどうなるかを見てみます。
以前、どこかのコメントで、
「1.00Vだとほぼ100%放電になってるから寿命が短くなる」
「100%放電じゃなかったら寿命が延びるんとちゃうか?」
なんてコメントがありましたんで、今回、放電停止電圧を「1.10V」に、ちょいと上げて充放電実験を進めてみようかと考えています。
同時に放電時間を「90分くらいに制限」かな。
(メモリー効果が出るでしょうが)
※TNH-3A 2回目の放電
4本ともざっと「2400mAh」という容量が出ています。
※容量の推定:電圧と放電電流(放電抵抗の値から計算)で積算。
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コメント
56回目の内部抵抗変化
http://igarage.cocolog-nifty.com/blog/2019/07/post-851e10.html
投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2019年7月18日 (木) 09時41分
69回目の放電
http://igarage.cocolog-nifty.com/blog/2019/07/post-211a5c.html
投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2019年7月25日 (木) 14時09分
JIS C8708:2019での実験結果
http://igarage.cocolog-nifty.com/blog/2020/10/post-1cab32.html
やはり・・・ダメな子電池。
投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2020年10月29日 (木) 14時48分