バイポーラタイプLDOのバイアス電流
ラジオペンチさんが、CMOS シリーズレギュレーターの特性測定(主に無負荷電流) をレポートされてます。
対抗するわけじゃないのですが、トランジスタ技術2007年3月号 に、こんな記事をのせてもらっています。
記事のタイトルは
入出力の電位差が小さいLDOレギュレータ
出力より少しだけ入力を高くして使える1チップIC
↑
なんのこっちゃのタイトル:私が書いたんじゃないっ!
ようは、LDOレギュレータ。
その、バイアス電流に注意という内容です。
バイポーラの6品種について、電圧上昇時のバイアス電流変化を調べています。
さっきスキャンしたページ。
・ダウンロード - tr2007_03_116.pdf
10mAを越えるバイアス電流を生じる品種もあり、入力電源のインピーダンスが高いと起動に失敗するかもということで、ちょっと注意。
右側のページ図2のような手抜きの測定回路。
GND端子に流れる電流(バイアス電流)を抵抗で捉えて、電圧としてオシロで観測。
LDOの入力はノコギリ波。
面倒だからとオシロスコープの波形を載せてます。
※追記
原稿として提出したオシロ波形(pngファイル)をまとめたものがこれ。
・ダウンロード - e59bb37.pdf
記事のページはカラー。(↑のスキャンはモノクロですが)
波形の元データはモノクロなのに、記事ではこんなふうに色づけされてます。
記事として完成するのに、手間をかかてもらってます。
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コメント
バイポーラの三端子レギュレーターで、入力電圧が低い場合はどうなっても知らんと言う感じですよね。
それに対してCMOSのシリーズレギュレーターは、入力電圧が出力の設定電圧以下に下がった場合でも大丈夫なように設計されているんでしょうか。
リチウム電池を3.3Vで使う場合、こうなっていると最後まで使えて便利ですよね。
投稿: ラジオペンチ | 2019年5月24日 (金) 07時51分