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2019年4月12日 (金)

昔に実験したダイソー製LED懐中電灯の劣化調査

工作フォルダーを眺めていたら、「あれ、このデータ、紹介したかな?」っというのを見つけました。
ダイソーのLED懐中電灯に使われていたLEDの長期点灯実験です。

使われているLEDそのものは、
・2015年02月23日:LEDライト
・2015年03月02日:LEDライトのLED輝度

で、電流値と輝度変化を測定しています。
  (ダイソーのとシルクのを比較)

その後なんですが、ダイソーのLEDを長期点灯させて劣化具合を計っていました。
そのグラフを公開してなかったようなのです。
・2015年08月15日:LED劣化実験:ダイソーのUSB LEDライト

この実験の続き(ひどい結果だった)で、LED懐中電灯を調べていました。
  ※長期実験ですんで、一度の調べられない。。。

対象はこれ↓に使われている白色LED。

21_5

22_1

100mA流した時と50mA流した時の違いを見ました。
   (100mAのが情けなかったんで)
グラフの線、4本有るうちの2本は比較対象用のです。
1日に一回、2秒間だけ点灯して、測定系に異常が無いかを見ています。
ですんで、こちらの方は劣化はほぼ無いので一直線。
初期の輝度(A/D値)に違いがあるのは、LEDの傾きなどの影響で照度センサーへ光りの当たり具合が違っているからです。

さて、結果。  (クリックで拡大↓)

23

100mA流すと1ヶ月で・・・。 →赤線
50mAでも3ヶ月。 →青線
品質は良くありません。
4年前の実験ですんで、今のはどうでしょう。

・100mA-2、50mA-2というのが比較用のLED。
・50mAのほうが明るくなっているのはLEDとフォトタランジスタの距離の差。

●LEDの劣化まとめ


※ごめん!
よく見てみたら、このデータ、「まとめ」にまとめていなかっただけで、
・2015年12月21日:ダイソーのLEDライト 寿命テスト
で、すでに紹介していました。
お騒がせです。


※さらに!
このデータは出してなかったかと。
一度に4種のLEDを測定できるようにした回路。
これで、オプトサプライ社のLED2種とアバゴと東芝のを一つずつ、計4つのLEDを光らせました。
回路の外観。
40

照度センサーとLEDは塩ビ管のキャップに装着して、塩ビパイプの両端に装着。

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試したLEDのスペック
・オプトサプライ OSW57LZ161D
  50mA(max)  3.1V(30mA) 10000cd(30mA) 60deg
・オプトサプライ OSW4XME3C1S
  800mA(max) 3.3V(350mA) 200lm(700mA) 120deg
・アバゴ  ASMT-MW22-NLN00
  700mA(max) 3.2V(350mA) 85lm(350mA) 110deg
・東芝  TL1F2-DW0,L
  550mA(max) 2.85v(350mA) 135lm(350mA) 120deg

OSW57LZ161Dだけ30mAで、あとの3つは350mAで定電流駆動。

その結果!
Cap025

4ヶ月を超えてもほぼ変化無し。
自動計測できるんで、もっとほったらかしにしておけば良かったかと・・・
  ※実験回路の解説とLED劣化のまとめをトラ技へ
   投稿しようとしてたんです。
      LED電球の明滅の話も含めて
   でも、記事はボツ。
   で、実験を終了したという次第。



・2019年2月17日:ダイソーの400円LED電球、1年目

ですんでねぇ。(むちゃ優秀)
  ↑現在も継続中です。


※参考  制御回路図

Ledtest2

Arduino-UNOのチップで動かしてます。


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