混ぜるな危険! ストレートとクロスのLANケーブル
昨年の製作物での制御ソフトの変更依頼。
通信にRS-422を使っているのですが、その接続はお手軽にということでLANケーブルを使っていました。
通信にRS-422を使っているのですが、その接続はお手軽にということでLANケーブルを使っていました。
変更したソフトの動きを確認するには現物のハードが無いとできません。
そこで、通信用のケーブルも含めて現物を送ってもらいました。
ところが・・・
新しいソフトを組み込んでデバッグしようとしたら通信がうまくいかないんです。
制御ソフトの手直し、どこかでスカタンしたのかと思い、もとのソフトに戻してもダメ。
「ありゃ、ハードがおかしくなったか?」と通信のテストプログラムから再スタートです。
ところが、うまくいかない。
信号確認のためにはオシロが必要。
ソフトの手直しで、オシロスコープが出てくると・・・こりゃ重傷です。
オシロで見ると、RS-422で出入りする通信信号がおかしいのが一目瞭然。
オシロで見ると、RS-422で出入りする通信信号がおかしいのが一目瞭然。
で、なぜ?
はい。
それがタイトルの内容。
こちらに帰ってきたLANケーブル(何本もある)中に「クロスケーブル」が1本、混ざっていたのです。
それも、4芯の10BASE-T用のケーブルが。。。。。
それも、4芯の10BASE-T用のケーブルが。。。。。
(この装置用にこちらから送ったものじゃない)
ちょっと見にくいですが、4本のケーブル色が入れ替わっているのが分かるかと。
こちらでは、クロスケーブル要注意ということで一目で分かるよう、プラグの両端にそれと分かるタグをくっつけています。
そうそう。
この装置の接続用に「百均LANケーブル」を何本か使っていたのです。
そうそう。
この装置の接続用に「百均LANケーブル」を何本か使っていたのです。
ちょっと不安になり、帰ってきたケーブルの接触抵抗を見ると、1Ωを越えているのに遭遇。
接触はしているんですが、ピンによって抵抗値が不安定なところがあるんです。
再圧着して大丈夫になりましたが、ちょい不安。
ケーブルをはさんで導通を確認したい、こんな時も文鎮:ハンダ付け補助ツールが役に立ちます。
マイコン型導通チェッカーでチェック。
接触抵抗1Ωを判断できます。
接触抵抗1Ωを判断できます。
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コメント
> この装置の接続用に「百均LANケーブル」を何本か使っていたのです。
> ちょっと不安になり、帰ってきたケーブルの接触抵抗を見ると、1Ωを越えているのに遭遇。
百均LANケーブルは私も使用しており、買ってきて、接続して、通信したらそれで OKで使い続けていますが、通信接続が不安定な時はチェックポイントの一つになりますね。
(デバイスドライバとかハードの方を疑ってしまうので)
投稿: SAKA@FW | 2019年3月23日 (土) 17時21分
今度はUSBケーブルが・・・
http://igarage.cocolog-nifty.com/blog/2019/03/post-62f8.html
投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2019年3月27日 (水) 14時09分
今回はUSBケーブルで「混ぜるな危険!」
http://igarage.cocolog-nifty.com/blog/2021/04/post-24d777.html
投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2021年4月22日 (木) 14時22分