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2019年3月 7日 (木)

秋月のアナログテスター「M1015B」

秋月に部品注文のついでに買ったのがアナログテスター「M1015B」
写真、右側のです。
お代は税別1200円
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左側の黄色カバー品は、2015年に買った「7007」
これも秋月。
M1015Bはこれよりちょいと小ぶりで、テスター棒が差し込み式になっています。
「7007」は、あまりにひどい測定精度だったんで、
  ・電気が来ているのは分かるけど、
   読み取り値は不確か。
  ・抵抗の大小は分かるけど、ほんとの値ははてな。
っと、実用的ではありません。
新規導入の「M1015B」はどうや?っと、ざっと確かめてみました。
エエんじゃないでしょうか。
そこそこの精度で読み取れています。
リニアリティも大丈夫。
内部抵抗、直流:10kΩ/V  交流:4.5kΩ/V
と、わりと高感度になっています。
スペックで出ていないのが、電池チェック時の測定抵抗。
計っておきました。 (およその値)
  1.5Vチェック用:16Ω
  9Vチェック用:900Ω。
電流レンジ分流抵抗は、
  250mAレンジ:2Ω。
  10mAレンジ:26Ω。
このテスターはちゃんと使えそうです。
せっかくですので内部を探査。
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レンジダイヤル切り替えパターンと同一面でチップ抵抗が使われていました。

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※不満点
最大レンジが直流交流とも「300V」になっているんですが、読み取り目盛がありません。
0~10目盛を読んで、これを30倍して値を推測するという方法でしょうね。
最大を250Vに押さえて、低電圧側にレンジを増やしておいて欲しいかと。
10V→50Vの間に25Vがあっても良いように思います。


※テスターに関する過去記事

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コメント

今晩は、18年/5月にリン青銅製「文鎮」2個を分けてもらった柴田です。
14年/3/6の貴ブログ、日置製テスターについて懐かしく、同感の思いで投稿させてもらいます。
この機種は現在も私の常用で、なんといっても薄くてムダのないスタイル、普通のテスタは今の時代、意味の少ない不等間隔の抵抗値スケールですが、本当は最も使う電圧/電流の目盛りが最上位にあって、これを設計した技術者は「分かっている」人です。
乾燥している時季は静電気の作用で指針が安定しませんが、しばらくして「電荷が逃げれば」普通に使えます。あまりお勧めできませんが300mAレンジで内蔵のフューズを500mAのモノに置き換えて、瞬間短絡測定しコイン電池等の優劣の判定に使っています。
買った当時は、かなり高価でしたが今でも満足している優れモノです。

投稿: 柴田 | 2019年3月 7日 (木) 20時46分

柴田 さん、日置の3012を現用中とのこと、いいですなぁ~。
大切に使ってあげてください。

とはいっても、実用ツールですんで、何かのひょうしにつぶれることも・・・。
そんな時の代替が無いのがちょいと悲しい。

3012、トートバンドで耐衝撃性能を持っているはずなのですが、昔々、単車で現場へ行った時、工具箱に入れたこのテスターの針が外れていたことがありました。(振動に負けて)
修理に出して使い続けてましたが、現場に忘れてきてしまって、永遠にさようなら。

投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2019年3月 8日 (金) 08時56分

ほんと、日置の3012が私にとっての理想のテスターっと思っています。

・1-3ステップのレンジ
・高電圧レンジを300Vで押さえてる
   (真空管は触らないだろうと)
・単3電池一本での抵抗レンジ動作
・ミラー付のシンプルな目盛板
   (ACレンジのdB表示なんていらないわ)

高精度測定はデジタルテスターに任せて、シンプルに。
誰か作って!

投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2019年3月12日 (火) 08時39分

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