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2019年1月11日 (金)

修理:イグナイターの駆動デバイス交換

旧車愛好家からの修理依頼。
古い日産セドリック(といっても、半導体が使われている)のイグナイターの制御デバイスがおかしいようだから交換してみて欲しいということで作業を行いました。
交換デバイスは依頼者が手配。
日立製HF8311 という型番。
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左のがアウトので取り外したもの。
右のが交換品。

イグナイターのコイルに張り付いています。
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この交換作業で直ったのかどうか、現時点、まだ不明。
連絡待ちです。

  ※ばっちしエンジンが始動!とのことです。



不要になった古いデバイス、パッケージを開封してみました。
(クリックで拡大↓)
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焦げた痕や断線した痕が見当たらないので、ほんとのこのデバイスが不調の原因だったのかはまだ不明。
メンテを頼んでいる車屋さんのご意見で、交換してみたらどうだろうかとなったそうです。
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パワー段、トランジスタかサイリスタか? それともFET?
このイグナイターの後段にディストリビュータが来て、6つの点火プラグに高圧が分かれます。


※抵抗測定レンジの開放電圧がちょいとでも低いのっと探してみましたら、0.4Vのテスターが見つかりました。
テスター棒の先を触れられる部分4カ所の抵抗値を、+/-極性を変えて計ってみました。
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同じ番号の所は導通あり。
その結果です。
赤  黒               黒・赤で
1 - 2  2.25kΩ      1.78kΩ
1 - 3  2.34kΩ      1.87kΩ
1 - 4  ∞           7.4MΩ
2 - 3  88Ω         88Ω
2 - 4  ∞           7.4MΩ
3 - 4  ∞           7.4MΩ

「∞」の所、極性を変えると、高い値ですが抵抗が出てきました。

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コメント

初段のチップ「LC」をコードブックで見ると、
1)2SC2462 ルネサス(旧日立)
2)2SC5850 ルネサス
3)ELM7632HDB 
(Vdet-IC 3.2V±2%, +Reset PPO, 50ms)
4)Si1307DL SOT323形状
(MOS-p-FET-e V-MOS, LogL, 12V, ±0.85A, <0.58 Ω)
と4つ見つかります。
これは1)ではないでしょうか?

1)と仮定し、2つの皮膜抵抗や結線を追うと、パワーTrはPNP型で、2SC2462はパワーTrのCE間が一定以上の電圧になると動作するリミッタとして動作しているのではないでしょうか?
IC全体としては、ケースがエミッタ、2枚目写真上の端子がベース、下がコレクタと想像しました。
通常のTO3トランジスタの多くはコレクタがケースですが、車両ではケースがエミッタ=接地されていた方が絶縁しないで済むので都合が良さそうです。

多くの人が入手難で等価回路も不明ですから、薄膜抵抗の値を測定し、代替回路を公表してはいかがでしょうか?

投稿: NPN Trでは? | 2019年1月13日 (日) 14時04分

記載内容を間違えました。
パワーTrはいずれもNPN。
写真2は写真4の間違いです。

投稿: | 2019年1月13日 (日) 14時06分

テスター棒の先端を接触できる所の「抵抗」を計ろうと試してみました。
ところが・・・開放電圧「0.5V」の抵抗測定レンジでも、赤黒を入れ替えると抵抗値が異なるという現象が出ちゃって、追いかけは中断。
このデバイスそのものがおかしいのかもしれません。

投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2019年1月16日 (水) 21時15分

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