バッテリー放電器の通信 トラブル事例
この放電器、PCのCOMポートとつないでシリアル通信します。
放電条件の設定や、放電特性の記録をやりとりするのです。
こんな具合につながります。
左がPCのCOMポート。 右が放電器。
放電器には9pinのオスコネクタ。
PCのオス9pinコネクタとは、両端にメスのコネクタをつけたストレートケーブルでつなぎます。
いわゆるRS-232Cでのシリアル通信なんですが、今ふうのPCにはCOMポート(D-SUB 9pinコネクタ)が備わっていません。
この放電器基板を作ったのが2005年。
当時のPC、たいていはCOMポートを装備していましたんで。
※WinXPの時代
この放電器基板を作ったのが2005年。
当時のPC、たいていはCOMポートを装備していましたんで。
※WinXPの時代
COMポートの無いPC、そこで登場するのがUSB変換アダプタ。
ところが、この「接続用ストレートケーブルを省ける」んじゃないかと、こんなUSB変換アダプタを選ばれてしまうのです。
ところが、この「メス」コネクタのUSB変換アダプタは、PCのCOMポートに直挿ししてPC間で通信しようという用途。
TXDとRXDの信号の向き(入出力)が逆になっています。
これを放電器のオスコネクタに挿しても通信はできません。
※TXD:送信データどうしが衝突!
秋月電子の
※TXD:送信データどうしが衝突!
秋月電子の
や
を買っていただき、オス(USB)・オス(放電器)間を両端メスのストレートケーブルでつないでもらうのが間違いありません。
※あるいはこんな中継コネクタ
ミニジェンダーチェンジャー(9Pメス-9Pメス)
放電器側の9ピンコネクタを「メス」にして、「メス:PC/オス:放電器」のストレートケーブル(COMポートの延長ケーブル)でつなぐように設計しておけば良かったんですが・・・
※現状のまま、放電器のコネクタをオス→メスに変えると・・・使えそうな気がしますが、ピン番号の並びがひっくり返ってしまって使えません。
※アマゾンの変換アダプタのカスタマーレビュー にも「クロス接続」云々という話が出ています。
まさにこれです。
※あるいはこんな中継コネクタ
ミニジェンダーチェンジャー(9Pメス-9Pメス)
放電器側の9ピンコネクタを「メス」にして、「メス:PC/オス:放電器」のストレートケーブル(COMポートの延長ケーブル)でつなぐように設計しておけば良かったんですが・・・
※現状のまま、放電器のコネクタをオス→メスに変えると・・・使えそうな気がしますが、ピン番号の並びがひっくり返ってしまって使えません。
※アマゾンの変換アダプタのカスタマーレビュー にも「クロス接続」云々という話が出ています。
まさにこれです。
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コメント
昔のモデムコネクタ配列(DTE)ですね
PC側(DCE)とTXD/RXDが逆のピン配置になってます。
投稿: | 2019年5月28日 (火) 12時49分