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2018年12月12日 (水)

エレベータ用赤外線リモコン

先日の助けて:「14780」って? が使われていたのが、
こんな赤外線リモコンです。
ケースが「鉄」なので、少量生産品なんでしょう。
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8つある押しボタンスイッチに記された名称が
1~4の数字と、「海側」 「山側」 「呼」 「閉」。
「海側」「山側」は、修理依頼先が「横浜」だったからかと
推測しています。

こんな中身で、マイコンは使われていません。
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東芝のリモコン用IC「TC9148」とシュミット入力ゲート4093、
アナログスイッチ4016、それに沖のカウンタIC「MSM5564
の合計4つ。
電源は単4乾電池が4本。
ざっと回路展開した制御の様子です。
    ※赤外線LEDの発光部などは省略
(クリックで拡大↓)
A1

待機時、TC9148は発振しないで、スイッチのオンを
待っています。
このときMSM5564のQn出力はLでSWのつな
がったアナログスイッチはオン状態になっていて、
スイッチのオンを待っています。
スイッチが押されて、455kHzのセラロックが発振
すると、Qn出力に方形波が現れ、押したスイッチ
とは異なるコードを混ぜるようにもう一つの
アナログスイッチをオン/オフします。

リモコンICのセラロックとカウンタのリセットに
つながるコンデンサ(タンタル)がアウトだったんで、
不動になってました。
電池ボックスもひどいことになっていたんで、
新品のに 交換して修理完了。

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