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2018年9月

2018年9月27日 (木)

電波チェッカ用12LEDレベル表示回路

電波チェッカ用レベル表示回路案 では、14ピンのマイコンを使っての
「10LED」表示を示しました。
   ※8ピンマイコンで作ったのは6LEDタイプ

PICマイコンの有名なアプリケーションノートに、
3ポートあれば6つ、4ポートあれば12コ、5ポートなら
20コのLEDを駆動できるぞ、という内容です。
こんな接続になります。

A2

対向させたLED2つを組にして、ポート2つのH/Lで点灯する
ように並べます。
駆動しない所は「ハイインピーダンス:入力モード」に。
すると、4ポートで12個のLEDを点灯制御できます。

8ピンのAVRマイコンに書き直したのがこれ。
A1

LEDは対向させずに、カソード側をコモンにして
つないでみました。
  (駆動するラインに注目すると、対向接続している
   のと同じといえば同じ)
PICの例とは、電流制限抵抗の位置が異なります。
PICのでは駆動ラインに入る抵抗が直列加算されます。
しかし、AVRのではアノード側に並べた抵抗で電流制限
しています。

※ダイナミック点灯する場合、明るくしたくても(抵抗を
小さくしてLEDに流す電流を多く)、マイコンのポートに
直結しているということで、あまり極端なことはできま
せん。
電波チェッカでは、スタティック駆動と同じで、どれか
一つだけのLEDを駆動しています。
周期的にスキャンしてダイナミック点灯方式にすると、
暗くなっていまいます。
・電波チェッカでの表示サイクル
 A/D変換サイクルごとに単一のLEDを光らせる。
  ●○○○○○  (max)
  ○○○○●○  ↓
  ○●○○○○
  ●○○○○○  光るのはどれか一つだけ
  ●○○○○○
    :

・バー表示するとなると、ダイナミック点灯しなければならない。
  ●○○○○○
  ●●●○○○
  ●●●●●○
  ●●●●●○
  ●●●●○○
    :
 この場合だと、1/6で駆動することになるので、見かけは
 1/6の明るさになってしまうでしょう。
 この例だと、右側のオフしている場所をスキップすると、
 点灯LEDは明るくなりますが、点灯するLEDの数で明るさが
 変化してしまいます。
LEDの数を7~12個に増やすときの参考にどうぞ。

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東洋シャッター 電波リモコン TS-2C

作動不良でお預かりした東洋シャッターのTS-2C 、故障原因は
「セラロック」のようです。
11

制御マイコンはNEC製。
電源を投入してもクロックが発振しないという症状。

マイコンが動き初めてからスイッチ入力待ちのスタンバイ
状態にならないものだから、ず~っと電源電流が流れて
しまい、電池がカラっけつになってしまいます。

電源(電池)電圧を監視するリセット検出ICはちゃんと動い
ています。
セラロック発振子なんて、一生ものの部品かと思っていま
した。
その部品不良。
リモコンを落としたときに加わった振動の影響があるのか
もしれません。
こんな中身です。
12

周波数・形状違いですが、手持ちのセラロックに取り替えたら
動き始めました。

しかし、これと同じサイズの発振子が無いのですよね。
村田のCSTLS だと、実装時の高さが微妙。
   ※ゴム素材の外装に衝突して押されるとまずい。
これと同じ大きさの、現在は手に入らないようです。
形状が小さくなるんですが、CSTCR を使わなければ
しかたないようです。
部品の入荷を待って、最終動作確認です。


※昔のトラ技で
時計用水晶発振子(32.768kHz)の動作不良、発振回路の
駆動能力が大きすぎて、しばらく運転したら発振子がアウトに

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2018年9月23日 (日)

6LEDタイプのMAX4003 RFデテクタ

信号レベル表示LEDはHとLの二つだけでした。
今回は6LEDタイプ で製作してみました。
電波リモコン なんかの修理で役立つかと、仕事場での
常備ツールにします。

M1

おもちゃ病院のと同じプラケース:タカチのSW100 に実装。
LEDは綠x2、黄x2、赤x2の6つ。
ケースにあけた穴に、3Φの砲弾型を押し込んで、裏から
ホットボンドで固定しています。
M2

M3

MAX4003からのアナログ出力をA/DしてLED表示を行う
マイコン:ATTINY45V、ICソケットを使うんで、ケース内の
高さが不足して、使う電池が単4電池になってしまいました。
  ※その後、マイコンを直ハンダしてソケット分高さを減らし、
    単3の電池ボックスに交換しました。
    あれこれのツール、単3電池のほうが便利なんで。
    プログラムを変更する時は、書き込み方法をその
    時に考えますわ。

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2018年9月21日 (金)

伊勢湾台風なのか第2室戸台風なのか?

2015年のこの記事→平野川氾濫
I2

この写真の水つかりが、伊勢湾台風なのか第2室戸台風なのか
どっち?という疑問が出てきました。

中川1丁目(昔の猪飼野東1丁目)の川瀬さん(中川まち協理事長)が
写っているこの写真。
伊勢湾台風(昭和34年)なのか第2室戸台風(昭和36年)、どっちなん
だろうという話です。

この写真を頂戴してしばらくして後、「これは伊勢湾台風」っという
情報が届いたのです。
ところが・・・
「伊勢湾台風では大阪市での浸水被害の記録が残っていない」
なんてことになりまして、第2室戸じゃないかという意見が出てきたの
です。

チビだった私の記憶の中にも、伊勢湾と第2室戸、両台風での
「水つかり」が残っています。

はてさて。
伊勢湾台風で平野川があふれたのかどうか・・・
   ※第2室戸では確実に水つかりがありました。

ネットの情報では、詳細不明です。
  ※
生野区の浸水被害、第2室戸でも出てない図が
    検索結果に出てきます。

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苫東1号機の「手動」操作を見てみたい

9月20日の毎日新聞朝刊に、北海道電力ので「ブラックアウト」の
解説が載っていました。

「電源周波数:50Hz」の変動に注目して、発電所からの電力供給が
どう変化したかを示しています。
その過程を簡単に・・・
 0.地震発生
 1.苫東厚真火発の緊急停止で周波数が急激に低下。
     (一部地域への電力供給を強制遮断)
 2.その影響で、道内全域の水力発電所、風力発電所などが
   連鎖的に停止。 (震源から離れた所でも)
 3.その後、強制停電や火発の出力増大、本土から電力融通で回復。
 4.しかし、電力増に追いつかずついに全停電。

この[2]が、「なぜ?」なんですよね。
「過負荷になった所だけをうまく切り離したらええやん」っと思う
わけです。
小さな発電所でも、切り離すエリアをうまく調整すれば、そのエリア
内は停電せずにすんだんじゃないのかと・・・。

これ、
  ・発電所を動かすのに外からの電気がいるぞ。
  ・その周波数が変動したら、自分の安全のために発電所と
   外のラインを切り離しちゃう。
こんなことが発電所の制御機能として、「自動的」に起こったん
でしょうね。

  ※あれこれ設備の仕事もしてきましたが、
   発電所の電気制御はよく知りません。
  ※小さい発電所だと無人だし。
  ※風力発電所の制御電源が停電したら、風車の制御が効かなく
   なって暴走しちゃうし。

この記事を読んで、こんなことを思ってました。
そしたら、21日朝の毎日新聞にこんな記事。
https://mainichi.jp/articles/20180921/k00/00m/040/164000c

苫東1号機 自動停止装置、旧式で未設置』っと。

要約すると・・・
  ・苫東火発、地震で緊急停止したのは2号機と4号機。
  ・この2機には、タービン軸の震動を検知して自動停止す
   る装置が付いている。
  ・1号機は設計が古くて、この自動停止機能が備わってない。
   止めるのは手動。
  ・このおかげ(!)で、2号機と4号機が止まった後も、
   18分間ほど1号機が発電していて、ブラックアウトまでの
   時間稼ぎをしてくれていた。

地震直後の発電所内、あちこちで警報が「鳴る+光る」中、
手動操作!』。

1号機の出力は35万kW。
もっと詳しい現地レポートが欲しいです。

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2018年9月20日 (木)

初代エネループ・・・むりやり

佐藤テック君が「酒の肴に」(ブログのネタ)と持ってきてくれた
    「これ、もう充電でけへん」っと。

11_2
                  ↑
       「×」マークが悲しい・・・

2005年12月製ので、ほんとに初期製品かと。
   ※wikipediaによりますと「2005年11月発売」だと。
12_2

ガレージに常備してある 電池電圧チェッカー で調べると、
充電されていないのが1本。
残りのも充電が不完全で、1Ω負荷での電圧ドロップを見ると
内部抵抗が上昇している様子がうかがえます。

これを仕事場に持ってきて、内部抵抗(交流定電流方式で)
測定してみました。
低い方から。
  223mΩ
  254mΩ
  306mΩ
  417mΩ
「100mΩ」あたりでそろそろ寿命。「200mΩ」を越えてくると
急速充電出来なくなるかも、というのがニッケル水素電池の
寿命判断です。
さて、急速充電出来ない時に活躍するのがダイソーの「ゆっくり充電器」。 
急速充電器がはねてしまうような電池でも充電してくれます。
13_2
充電状態で一晩置いてから計った「内部抵抗」がこれ。
   75mΩ
    83mΩ
    136mΩ
    220mΩ
なにやら、回復しています。
この電池4本を1Ω負荷で放電
すると、こんなグラフが。
Oe
1Ωですんで、1A以上の電流が流れます。
ゆっくり充電したら、まだ使えるかも?  です。
今度は、この放電した電池を「BQ-390」で充電してみました。
なんとか急速充電が継続。
   ※充電電流弱モードに切り替わる電池もあったけど

その放電結果です。
Oe2
充電完了直後の放電ですんで、一番良い状態。
放置保存していたら、おそらく
   ・電圧ドロップ
   ・容量低下
   ・内部抵抗増大
の影響が出てくるでしょう。

ということで、あれこれ使い続けた初期のエネループの
現状でした。

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バッファロー WiFiルーター 「WHR-G301N」故障

文鎮製造元 の佐藤テック君がガレージに持ってきた
  「客先で使ってたんやけど故障」
      → 新しいのに交換
  「電源入れたらランプが点滅しっぱなしでだんまり」
  「ネットを探したら 似た症状がいっぱい出てくる」
  「ACアダプタが原因らしいんやけど、見てみる?」
っということで、酒の肴に故障原因追及です。
外観はこんな様子。
11
DC12V/1A出力のACアダプタが電源です。
さっそく本体のほうを解体。
プラスネジじゃなく、よくある「いじり防止用の星形ビス」。
11a
普通のプラスネジでエエやんっと、思うのですが・・・
ビスの中央にチョッポリが無いんでマイナスドライバーで回ります。

こんな基板が現れます。
12

基板の左右に「アンテナ」とおぼしきパターンがあります。
その下、▲マークのところには小さな同軸コネクタ。
   拡大↓
13
アンテナを増設できるんでしょうか?
よく分かりません。

電源部の様子。
13a
DC12Vを入力して、DC-DCコンバータICで内部電源の
3.3Vを作っています。
まず、トラブル発生時の電源波形を観察。
13b
12VのACアダプタ出力が安定しないので(内部回路が
動作しはじめて電流が流れると電圧ドロップ)、回路が
起動しません。
原因はACアダプタ。
ケースを割って内部を拝見。
  ※この時点では、コンデンサの劣化だろうと推測
15
「むむ。 液漏れや膨張はしていない」
基板の裏側↓
16
ハンダ割れも無し。
液漏れしていたら、基板をケースから出したときに
「イヤな臭い」がするんですが、特になし。
17
左は一次側コンデンサ。 
  (外装の剥けは基板に接着されていたから)
右の二つが二次側。 並列になっています。
容量を計っても、正常。

スイッチしてるパワーMOS FETが悪いのかと調べてみても正常。
18
フィードバック系のフォトカプラも大丈夫。
ということは、スイッチング電源の制御ICそのもの
(あるいはその周辺)がアウトになっているようです。
※ICがアウトのせいでしょう、一次側コンデンサに整流
出力(140V)が残ったままになっちゃっていました。
100Vを切った状態でしばらく放置してたのに、基板裏を
指先で触って「ビリッ」。
ちょいびっくり。

このACアダプタじゃなく、別の12V電源から電源を供給すると、
ちゃんと動き(動作表示LEDの光り方で)ます。
0.3Aくらいの消費電流でしたんで、1A定格のアダプタにとっては
そんなにきつい負荷じゃありません。

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2018年9月12日 (水)

バッテリー放電器、あと3つ

テイシンのアルミケース廃番以降 箱無し完成品での頒布
行ってきましたが、いよいよ残数=3です。

これ、もう二度と入手できません。
11

左側のが「単4」放電用。
右の2つが「単3」用です。
   ※単3用を単4用に改造するのも可能です。
●頒布の内容
  ・放電抵抗は「1Ω」
  ・BULGIN社の電池ホルダー
  ・基板に部品を実装 (ケースは無し)
     (20mmスペーサx4で基板を支える)
  ・動作チェック済み
  ・付属品:電池ボックス (基板とはコネクタで接続)
        D-SUB 9pin雌コネクタx2 RS232C用短ケーブル

基板上面がむき出しになります。
プラ板を乗せるなど、短絡防止のため何らかの対策をしてください。

お代は、税別で6,500円。 (税込7,020円
ヤマト運輸の代引でのお届けとなります。

注文は下記まで。
      ・仕事場:(有)アクト電子へのメール


この制御プログラムを書いた「PIC16F88」が少し残っています。
    http://act-ele.c.ooco.jp/batdchg3/DCHG4.LZH
12

もしご入り用でしたらお分けいたしますのでメールしてください。
  ※代金:540円(税込)

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2018年9月10日 (月)

Z80マイコンボードの不調、これか!?

解決していないZ80マイコンボードの不調 、あれこれ信号を見ていたら・・・
ひょっとして、これ!?
「RAM」をソケットから抜いたら・・・
11_2
   ※↑すでに抜いてからの撮影

12_2

ソケットの中にDS1219
   ※データシートが出てこない

DS1210 が似た仕様かな?
この中間基板の下に「バッテリ」が入っているんかと。
作業は明日に。
  ↓
「モジュール」を外してみたら・・・
裏は樹脂の海。
10

ICソケットにしてRAMを直挿入して試運転。
  ※バックアップ機能なしで
何度か電源オン・オフを繰り返したけど異常無く起動してます。
電源オンで異常の発生をつかむ仕掛けが必要か!

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パワーオフしても電流消費が減らないデジタルノギス

20cm長の国外製デジタルノギス。
11
「mm」と「インチ」表示が切り替えできます。
12
この電池ホルダー部の修理依頼。
電池の側面、プラス側を押し込む電極がおかしくなっていました。
LR44あるいはSR44、1個で動作します。
13

念のため消費電流を計ってみると・・・

・オン時 : 20~22μA
15
・オフ時 : 19μA
16

オフになって表示が消えても、消費電流はさほど変わりません。
このデジタルノギス、あかんやつです。

例えば、ボタン電池の動作可能な実容量を50mAhとすると、
  50÷0.02で2500時間。
  およそ100日で、電池が消耗してしまいます。
長期間、使用しないときは電池を外しておかなければなりません。

    ※昔、東成おもちゃ病院 の常備ツールとして買った安価な
     デジタルノギスもこんな状態でした。
     イザ使おうとしたら電池切れ。
     消費電流を計ったら・・・「あれま」。
     ちゃんとしたのに買い直しました。

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2018年9月 7日 (金)

ひさびさの「Z80」  ・・・30年前を思い出して

Z80マイコンを使った回路の修理依頼。
なんか、不調。  動くときもあるし・・・・

ちょいとリセット回りを回路展開してみたら・・・
こんな具合。
A1

ちゃんと電圧検出ICが使われてるんですが、それを受けている
「74LS08」(負論理のORで使っている)が「シュミット入力じゃない」。
+5V電源の立ち上がり特性と絡んで、このあたりが悪さをしてる
んじゃないかと・・・
   ※これから、シュミット入力ゲートを入れて試してみます。
それと、もう一つ。
Z80-PIOの「黄色枠内」の回路。
「リセット」と「M1」信号の負論理OR。
これを知っていたら、あなたはZ80回路設計のプロ。
Z80-PIOにはリセット入力端子がありません。
そこで、こんなインターフェースでもってリセットを実現して
います。
・PIOのバスインターフェース信号は、
     /RD、/IORQ、/M1、/CEだけ。
     /WRと/RESETが無い。
・そこで・・・
   /RDの無い/IORQ&/CEは「ライト」。
   /RDと/IORQの無い/M1は「リセット」。
こんなインターフェースになっています。
黄色枠の回路、これを見たのはひさしぶり。

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2018年9月 6日 (木)

ダイソーのLED電球、200日経過

ダイソーの60W 相当LED電球、200日目です。
  ※型番:LDA8L-G-T/60W
実験開始が2018年2月17日 、最後の報告が100日目の5月29日
夏を越えて、まだまだ元気です。明るさの変化、こんな具合。
    (クリックで拡大↓)
Cap023
センサーの出力を10bitのA/D値(0~1023)で読み、明るさ変化
を見ています。
まだ「2%」も変わっていません。
120日目あたりで落ち込んでいるの、センサーの汚れかと。
なにせ、一日中点灯していますんで、虫が来ます。
センサーが上を向いているんで、たまにぬぐってやっています。
  ・ガレージのトイレの照明として使っている
  ・24時間、ず~っと点灯
  ・初めてガレージに来た人は「トイレの電気消すのは?」
   っと、封止されたスイッチを見ておろおろと
先日の台風では「瞬停」が何度か起こっていましたが、それにも
耐えて測定を継続してくれました。
最大測定日数は「500日」。
はてさて、どうなりますか。
※こんな報告も
文鎮:ハンダ付け補助ツール 製造元の佐藤テック君、自宅用に
買ったダイソーのこのLED電球(60W相当品)が不調だったとのこと。
2コ買った2コとも、「点滅してしまう」とのことで、店に持っていっ
て返金してもらったっと。
ダイソー led電球 ちらつき で検索すると症例が出てきます。

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2018年9月 1日 (土)

表示灯のLEDランプが …応急修理

とある位置制御装置の修理依頼。
「7seg表示が消えて動かなくなった」という内容。
これは、なんとか解決して動き出しました。
で、本来の修理内容とは直接関係ないのですが、この
制御盤のパネルにいくつか付いている表示灯の一つが
消えていました。

ランプ部を取り出してみると、LEDです。
これがアウトに。
11
12V用で、「4直・2パラ」になっていました。
12
「2パラ」なんで、どっちかの列が生きていそうなんですが・・・

LED部を外してみると、こんな様子。
抵抗は生きています。
13
LEDのVfが2.1Vとすると、4つで8.4V。
12V-8.4Vで3.6V。
直列抵抗が180Ωだから、電流20mA駆動という計算でしょう。
  (それが2パラなんで40mA)
注文すれば、入手できそうなんですが、「えぃっ、やぁっ」で応急修理を実行!
手持ちの1608サイズの綠色チップLEDを4直に。
ちょいと電流を減らすため、100Ωの抵抗を直列に。
これらを瞬間接着剤で貼り付けて、素子間をハンダ付け。
14
ちゃんと光りました。
15

装置のランプにはめ込むと、こんな具合。
16

パネルに記された「×」マークは、「光らないぞ」っという意味だったのでしょう。



さまざまな電子機器の修理依頼について:(有)アクト電子

●お願い
・弊社の修理サービスはボランティアではありません。
・メールで連絡がつくように。
   返信しても、不達で帰ってくるときがあります。
   ちゃんと届くメールを示してください。

・考えておられる修理コストの上限をお知らせください。

・修理に対する保証はできません。
 故障が再発したときは、個別に対応いたします。

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