TLC2272 入出力の挙動
「単電源オペアンプの入出力特性を調べる」 をトラ技に載せてもらったのが2015年12月号。
機会があれば、違った品種のオペアンプの特性を調べてみようっと思ってるんですが、使いやすい単電源オペアンプ、そんなに品種がありません。
そんな中、TIのTLC2272 を使うことがあったんで入出力の様子を見てみました。
そんな中、TIのTLC2272 を使うことがあったんで入出力の様子を見てみました。
ざっと
・TLC2272はTLC272の改良版という位置づけ
・TLC272より1.5倍くらいの価格
・似たような性能
・TLC272には低オフセット版のTLC277というのがある
電源電圧5Vで使った時の「0V付近の挙動」と「大信号(0V~5V)入力時の挙動」を調べてみました。
測定方法とかは↑の記事リンクを見てください。
入力に三角波を入れて、アンプの出力を観察します。
どちらも単純に、非反転接続のバッファとして使っています。0V付近は大きな不感帯もなく大丈夫ですが、4.5Vあたりから出力が飽和し始めます。
飽和からの回復の時、出力が遅れるような波形が出ています。
まとめ
・0~5V全域では使えない
4.096V基準電圧でのA/D入力には使える
・0V付近は問題なし
・オフセットは小さかった
※トラ技記事の参照データ
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