円周360度を測る時:1回転300パルス、中途半端じゃない
はじめてのロータリーエンコーダー のRE12D-300(1回転300パルス) 、360度を測る時、「300」だと中途半端な気がしますよね。
でも、これ。 「1回転300パルス」が意外と使えるんです。
「1度」単位の計測だと確かに中途半端です。
『360パルスのエンコーダが欲しいよぅ』となるんですが、「0.1度」単位の計測だと300パルスでもうまくいくんです。
1回転300パルスを4逓倍すると、1回転が1200パルスになります。
カウントが1パルス進むと、角度だと「360度÷1200パルス」で「0.3度」進みます。
つまり、角度の最小桁を「0.1度」とすると、カウント値を3倍するだけで「0.3度」の分解能で角度が計算できるわけです。
最小桁の表示を0.1度にすると、四捨五入計算の必要がありません。
つまり、角度の最小桁を「0.1度」とすると、カウント値を3倍するだけで「0.3度」の分解能で角度が計算できるわけです。
最小桁の表示を0.1度にすると、四捨五入計算の必要がありません。
「360パルス」のエンコーダだと、1度桁での表示ではきっちり出るんですが、4逓倍すると「1カウントが0.25度」になってしまい、表示が「0.1度」だと四捨五入処理が必要になってしまいます。
かといって「0.01桁」まで表示しても「1/4度」が最小分解能ですんで、わざわざ桁を増やす意味がありません。
1回転300パルスのロータリーエンコーダと「360度」、「0.1度表示」だと、ちょいと相性が良いのです。
(でも、絶対的な分解能は0.3度ね)
※しかし
問題はこれをカウントするup/downカウンタ。
360度をグルグル回して0~359度(0.1度単位なので0.0~359.7度)を数えるには、パルス数0~1199をカウントしなくちゃなりません。
upカウントだけなら10進カウンタ2つに12進カウンタで0→1199をカウントできます。
アップパルスが入って「1200」到達で「0」にクリアという処理です。
1回転300パルスのロータリーエンコーダと「360度」、「0.1度表示」だと、ちょいと相性が良いのです。
(でも、絶対的な分解能は0.3度ね)
※しかし
問題はこれをカウントするup/downカウンタ。
360度をグルグル回して0~359度(0.1度単位なので0.0~359.7度)を数えるには、パルス数0~1199をカウントしなくちゃなりません。
upカウントだけなら10進カウンタ2つに12進カウンタで0→1199をカウントできます。
アップパルスが入って「1200」到達で「0」にクリアという処理です。
(あるいは1199の次のアップパルスで0にという言い方)
しかし、downカウントとなると、「0の次のダウンカウントパルスで1199」ということにしなくてはなりません。
※続き
・RX220マイコンで2相パルスカウント:グルグル回る角度を
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