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2018年5月23日 (水)

ミヤマのICクリップ MJ-033

ついさっき、ミヤマのICクリップMJ-033 を使おうとしたら・・・ 断裂!
根元から折れてしまいました。
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仕事場には、同様のが何本もある(色違いを含めると何十本)のでいつから使い始めたのかは不明です。
  (リード線のマーキングがヒントになるかと思ったけれど、範囲内には「年」の表記無し)
さっそく新しいのに付け替えました。
で、このハンダ付け。 皆さんどうされています?
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「エの字形」の端子。 先端部に近い方に「○」という形状。

これへの電線ハンダ付け、私の場合の手順。
  ・○付近に予備ハンダ。
  ・そのハンダを吸い取って、○を開けておく。
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  ・リード線の先端を予備ハンダ。
   長すぎないように先端をカット
  ・リード線の先を○に入れてハンダ。 これだけ
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  ・リード線はまっすぐのまま、カバーを挿入。
    (「エ」部分には巻き付けない)
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しかし、これ↓が正解かとも思うんです。
  ・「エ」の字の「I」部分に、リード線を巻き付けてハンダ。
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ミノムシクリップへの電線付けも含めて、この手のツール、「電線が切れたらすぐ分かるように」というのが私の考え。
小ミノムシの場合、電線の外皮押さえは使わず、電線はハンダだけでつなぎます。
ICクリップの場合、「エ」部の中央巻き付けより、○穴へのまっすぐ挿入のほうが、電線芯線が切れにくいように思うのです。
(長年使っていての感覚で)

※関連
電線被覆をカシメて固定してしまうと…
  ・リード線をカシメた場合、その部分で断線がおきることが多い。
  ・そのとき、見た目はキッチリした外装の絶縁被覆そのままなので、断線とすぐに
   判断できない。
  ・断線する場合も、内部のより線が1本だけ残って他の線が切れているとか、
   カシメのせいで外装の形状が維持されるので接触不良っぽい断線が発生する。
  ・グッっと引っ張らないと、断線かどうか判断できない。

今回も、単純にハンダでくっつけていただけだったので、リードを
引っ張ったら赤クリップがはさんでいる箇所に残ってしまい、すぐに
原因が判明という次第。

長期間酷使するクリップ、主たるトラブルは断線。
いつか必ず発生するので、起こったらすぐ分かるように、っというのが
カシメをやめている理由です。

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コメント

こんにちは。青銅製の「文鎮」を分けてもらいました。
この手のクリップは使用者によっていろいろ接続法が異なりますね。私の経験ではφ0.26の単芯被覆線を仰るように穴をふくめて巻き付けて使うのが常道のように感じます。(いわゆる、かつて用いられたワイヤラッピング法)いちいちハンダ付けすると単芯の場合は特にそこから切れ易くなります。
ミノムシの場合は線種にも依りますが、ハンダ付け後「電線の外皮押さえ」はしっかりラジペンで外皮を固定したほうが切れにくいです。

撚り線の場合は緩むのでハンダ付けが基本です。
ACコード類を単に捻ってビニルテープで接続する「素人配線」を時々見ますが危なっかしいことこの上ないです。

投稿: 柴田 | 2018年5月23日 (水) 14時55分

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