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2018年3月30日 (金)

ライトニング・USB変換アダプタ

佐藤テック君からのhelp。
「ライトニング・USB変換アダプタ」を差し込んでいたアイフォン、この上にモノを置かれてコネクタ部分が外れてしまったと。
キレイに外れたもんだから、再ハンダして修理できないかということで預かってきました。
   ※純正品じゃありません
・写真1
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ハンダされていた基板側のパターン、はがれずにうまく残っています。

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とりあえず再ハンダ。
動かないよう、両面テープを使って仮固定。
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裏表、どちらでも差し込めるというライトニング・コネクタ。
こんな接続です。
  (クリックで拡大↓)
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デバイスが乗っていない、こっち側↓は上下反転してみました。
接続パターンが追いかけやすいかな。
14a

再ハンダで直ったかどうかは今夜にテスト。
   ※私や仕事場メンバーはアイフォン使いじゃないもんで。

※追記
再ハンダで無事に動作したとのことです。
ところが・・・  上の写真1に映っているもう一つのコネクタ、これも調子が悪いとのことで、持ち主が外装樹脂を引っぺがしたら、ハンダが外れていたと。
持ち主からは『ほんとにハンダしてたん?』との疑惑も。
純正品じゃありませんが、メーカ名はLIBRA
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基板部を拡大。 (クリックで拡大↓)
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反対側↓
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コネクタのピン部↓
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これを見る限りハンダはされています。
しかし、頑丈じゃなかった・・・

もう一つ観察していて気づいたのがマイクロBコネクタ側のベロ。
チップが実装されていない方は5本の端子がハンダされていますが、チップがある方は「ベロ」がフリーになってます。
微妙に上下に動くんです。
このため・・・  (クリックで拡大↓)
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・(a)のベロが3ピンチップの(1)の部分で、その樹脂を削っている。
    顕微鏡で見て痕跡を確認。
・(b)のベロが6ピンチップの足、(2)および(3)に接触する。
    これも、顕微鏡で見るとその痕跡が確認できます。

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二つのベロ、ちょいと上方に曲げて短く切っておきました。
コネクタが外れるのも×ですが、この接触はまずいです。

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