お笑い故障、修理できるか? アイワのダブルカセットラジカセ
これも女房実家からの修理依頼。
アイワのCS-W520 。
カセットが二つ付いたラジカセです。
これの故障内容が「お笑い」なんです。
ラジオは正常。 カセット部も、とりあえずは再生できる。
しかし・・・
再生速度が倍速~4倍速。
故障を再現しようとカセットテープを入れて再生したら、「なんじゃこりゃぁ~! …大笑い」。
「倍速ダビング」機構が悪さをしているんでしょう。
…っと推測
カセット部の中央にモータが一つ。
これで左右のメカを駆動しています。
このモータが高速回転しています。
これで録音信号系を切り替えているのでしょう。
このスイッチを手で押すと速度が変化。
倍速ダビング設定のスイッチに関係なく、左右どちらのデッキでも4倍速で再生。
そして、スイッチがスライドすると2倍速再生に。
モータの速度制御系がおかしくなっているのでしょうなぁ。
まだその原因箇所はつかめてません。
モータからは4本の線が出ています。
駆動用電源と速度検出信号かと推測。
こんなラジカセのモータ、その回転速度制御ってどんな方法なんでしょか?
※これか!
らいらいさんのコメントを参照して「抵抗で速度設定」を調べてみたら、モータからのラインがこの半固定抵抗(VR701)につながってました。
Q703でR714とVR701のつながりをスイッチしています。
これが怪しそうと、抵抗値を計ってみたらスライダー部が「無限大」。
グリグリしてもうまく接触しません。
明日、仕事場から部品を持って帰ってきて交換してみます。
うまく修理できたら…バンザ~イ。
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コメント
いつも楽しく読んでいます。
http://showa-cassettedeck.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/post_5808.html
このページが参考になるのではないでしょうか?
外付けの抵抗値で速度が変わるようです。
違っていたらすみません。
投稿: らいらい | 2018年3月19日 (月) 18時05分
晩ごはん前(一杯呑む前)に半固定抵抗交換作業。
別のカセットデッキで1kHzの音をテープに録音して、それを基準に速度調整。
復旧完了でっす。
投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2018年3月20日 (火) 21時34分