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2018年3月17日 (土)

修理できるかな? インバータ式蛍光灯器具

「3灯のうち1灯しか点かない」っと、女房実家から持ち帰ってきてたインバーター式蛍光灯器具。
丸形蛍光灯が3灯、パナソニックじゃなく「NATIONAL」ブランド。
制御基板を取り外し観察。
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検査印から1995年製。
基板部、ホコリや虫の侵入は無く、焦げも見当たらずで、電解コンデンサの液漏れや膨張は見られません。

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蛍光灯への接続部はソケットになっています。
ここの接触状況は良好。

で、ハンダ面をじっくり見ますと、怪しいところを発見!。
それも、点かなくなった2灯に関係している場所。
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黒文字で「HKC1712」と記されたトランス二つ。
この足のハンダ付けがアウトになってました。

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もうちょいハンダを盛っておけば大丈夫だったのかも。

※ここの再ハンダで直るかどうかは不明。
 肝心の丸形蛍光灯、 適合する蛍光灯が我が家には無くって、
 付いてたのは実家に置いてきたものでして・・・。

※関連
インバータ式蛍光灯修理:2012年03月14日
今日の修理:葬儀屋さんのACアダプタ2011年08月15日
    ↑
  NATIONAL製

※修理完了!

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外装もキレイにして、無事、天井に戻りました。

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ハンダクラックしてたの、「トランス」っと記してましたが「チョーク」でした。
基板との隙間は認められず、きちっと基板の部品面に接触していました。

クラックの原因、はてさて何でしょうね。
天井からぶら下がる蛍光灯ですんで、ショックといえばon/offの引っ張り紐くらい。
葬儀屋さんのACアダプタは、落下などの振動が主原因、そしてトランスと基板間にできていた微妙な隙間がより悪影響を与えてたんでしょう。

やはり、熱サイクルでしょうか。
下から・・・蛍光灯、反射用に下面が白く塗られた合板と下部の金属枠。
そして基板の部品面、基板保持用樹脂板、上面になる金属枠。
動作中、蛍光灯の熱で基板が暖められます。

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コメント

はんだクラック?
でも、どうしてトランスの足でクラックが走るのでしょうか?
<以下推測>
1)持ち運びのできるスタンドであるため、振動や衝撃をしばしば受け、重量物であるトランスの半田部にクラックが走った。
2)このトランスは発熱するため、熱膨張の繰り返しでクラックが走った。(考えにくい)
3)酔っ払った下間さんから夜な夜なパンチ攻撃を喰らった。
真相はいかがでしょうか?

投稿: クラック | 2018年3月17日 (土) 16時33分

私はクラックの原因は
・発熱による熱膨張の繰り返し
・トランスの自重
・外部からの振動
・基板自体で発生する振動?
・ご指摘にもあるようにハンダの盛りが甘い(自動フロー)
・(ハンダの光沢から)無鉛ハンダ
がそれぞれ複合的に作用したと思います。
あと、敢えて言えば買い替え需要の為の故障。
(松下なのにソニータイマーとはこれ如何に。でも 23年も持ったのは大したもんです。)

トランスを部品固定用の白いゴムパテで基板と接着して保持する様にしていれば、まだ発生確率は低くなったのではと。

投稿: SAKA@FW | 2018年3月17日 (土) 21時42分

で、再ハンダで動くようになったのかな、と気になります。

投稿: きゅうる村 | 2018年3月18日 (日) 08時30分

推測3)は外れましたか・・。

ところでこの器具は1階天井の物ですか?
直上に2階の部屋はありますか?

かつて1階天井リビングのインバータ器具が不具合になり、直上の2階子供部屋で子供が暴れると症状に変化があるという事を経験しております。

投稿: クラック | 2018年3月18日 (日) 15時06分

ピンによって応力が違うからだと思います。温度変化がちがう等、形状的に均等に膨張しない等あるかもしれません。部品に4本以上ピンがあると応力が発生し易いです。
ブラウン管テレビではフライバックトランスの半田によくクラックが発生していました。基板の穴にハトメを付けてクラック予防していたメーカーもありました。ソニー等。
大電流が流れる端子ですとアーク放電で火災の原因になったりします。

投稿: | 2023年2月27日 (月) 15時06分

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