20年前に作った電源を改造
ちょいとした実験のために「外部から出力電圧制御できる+
出力電流をモニターできる電源」が必要に。
新たに組んでもよかったんですが、手持ちの実験用電源を
改造(回路を付加)することにしました。
元は単純なシリーズ電源。
電圧出力0~20Vで、電流は0.7Aで保護。
出力電圧は可変できますが、保護が働く電流は
一定という回路です。
もともと、外部から出力電圧を制御できるように
切り替えスイッチと入力端子は設けてありました。
この電源に電流モニター回路を付加したのです。
回路図(概略)↓ 右上部が追加した電流検出回路。
使ったICはマキシムのMAX4376T 。
ゲイン「20倍」のチップです。
ハイサイドに設けた電流検出抵抗から電流を検出して
電圧出力します。
※★電流検出アンプに関するメモ
電流検出抵抗はパネルの直流電流計(0.1Ω)を利用しました。
電流0.5Aで1V出力します。
電圧指示入力と電流モニター出力のGNDが共通に
できるので、オシロで観察するのに便利なわけです。
電源制御回路の空きスペースにピッチ変換基板を
貼り付けました。
過去に作った似たようなのがこれ。
・実験用定電流回路
入力電圧で出力電流を定電流制御しようというもの。
これも入出力のGNDを共通にするため、ややこしいことをして
います。
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