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2017年11月14日 (火)

足踏みコントローラ

歯医者さんからの修理依頼。
歯を削るモータ(高速回転!)の制御を「足」で行います。

そのコントローラがこんなカタチ。
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左右に動くパドルでモータ制御。
右で正転、左で逆転。
パドルの位置で速度制御。
左右のどんつきで最高速。

幅広の上下レバーが、洗浄液吐出モータの制御。
これはon/offだけ。

二つの黒のボタンが、モータの速度切り替えと、
制御トルクの切り替え。

その中身↓
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パドルのバーがスプリングで引っ張られています。
で、このモータ速度指令の入力方法が面白かった。
考えられるのは、
  ・ボリュームの位置
       …簡単だけど経年劣化が心配
  ・光センサーの遮光具合をアナログで
       …調整が難しそう  外乱光対策も
  ・ロータリーエンコーダ
       …価格がぁ
など…

この足リモコンで使われていたのは「磁気」。
アナログ出力のホールICでもって、磁石の回転位置
を検出しています。
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本体とリモコン間の信号のやりとり、シリアル出力の
A/Dコンバータをリモコン基板に乗せて、通信して
いました。 
   ・TLC542 : 8bit 11ch入力
スイッチのon/off入力もこれで。


ちなみにメイン制御ユニット(このリモコンがつながる)
の中は、ROM外付けの「8051」である「80C32」が使わ
れていました。
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以上、修理内容とは関係の無いお話しでした。



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