« メモ:ロードセルのピンコネ | トップページ | コザクラインコの「ピピ」ちゃん »

2017年11月 2日 (木)

液晶表示器の「焼き付き」

「ブラウン管」じゃないんですから焼き付きなんて
おこりません。
でも、似たような状況に。

ものはこれ↓
液晶表示カウンタ:2010年01月30日
スタティック駆動している7セグメント表示の液晶

6桁の7seg液晶。
C-MOSの専用ドライバ「4543」 で駆動しています。
COM端子のクロック周波数は約40Hz。

C-MOSのゲートICで発振して、FFで1/2してデュー
ティー50%のCOM端子駆動方形波を作っています。

このカウンタ、電池で動くようにしています。
電源オンしっぱなしで、とある実験に使っていました。
ところが、実験は終わったのに、カウンタの電源を
オフしなかったんです。
これが失敗原因。

そのため・・・
   電池消耗
   クロック発振停止
   回路の消費電流ほぼゼロに
   COM端子出力、H/Lどちらかに固定
   ドライバのセグメント出力がH/L固定
   液晶のCOM端子とセグメント端子間に直流が印加
   直流が加わった液晶セグメントが「焼き付け」

こんな具合になっちゃいました。
リセットしてゼロ表示。
しかし、中央のGセグメントが「もや~」っと。
11

斜めから見ると。
「0」が「8」のように見えます。
13

電源オフすると。
カウント停止して放置した時の数値が
ぼんやりと浮かんでいます。
12

クロック停止検出回路を設けて、セグメント駆動
を全オフにというのがまっとうな設計だったようです。
  (回路は全部ロジックICで組んでます)。

電源をオンして交流駆動し続けても、元に戻りませんね。
もやったセグメントだけ、逆電圧をかけたら戻るかな?
(回路につないだ状態ではむつかしそう)

※関連
C-MOS 2相パルスカウンタの入力部回路
パルスの数を数えたい
29年前に製作したツール

|

« メモ:ロードセルのピンコネ | トップページ | コザクラインコの「ピピ」ちゃん »

失敗」カテゴリの記事

コメント

昔、小学生の頃に液晶時計を自作し、液晶を強く押下すると、写真のような状況と似た表示になった記憶があります。

この時は、現象発生セグメントをOFF/ONすると何故か復活していました。

クロック停止で放置された直流と逆の電位をかけるとうまくいくかもしれませんね。デューティーを変えられる装置(ファンクションジェネレータ)等で駆動して変化が見られるか試してはいかがでしょうか?

あっ、液晶駆動は十数ボルトが必要でしたか。+10dbm(@50Ω)程度しか出力が得られないジェネですと電圧不足ですね。すいません。

投稿: 昔々 | 2017年11月 2日 (木) 23時40分

このカウンタの電源は、メモリ・バックアップ用の
Ni-Cd電池(3直の3.6V)。
発振回路は4049UB。
それを4027で1/2。
4000番シリーズのC-MOS、電源の定格は3V~
ですけれど、1.5V程度まで落ちても発振を
続けると思うので、加わった直流電圧も
この程度かと。

投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2017年11月 5日 (日) 10時20分

山本式液晶再生法が効きそうですが、いかがでしょう。
http://www3.coara.or.jp/~tomoyaz/higaax07.html#071021

投稿: ak2 | 2017年11月 6日 (月) 13時23分

なるほど。
液晶を高温環境に置いて「ほぐす」わけでですな!
やってみます。

投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2017年11月 6日 (月) 14時09分

焼き鈍し実験
http://igarage.cocolog-nifty.com/blog/2017/11/post-80a9.html

あきませんでした。

投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2017年11月 6日 (月) 17時17分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 液晶表示器の「焼き付き」:

« メモ:ロードセルのピンコネ | トップページ | コザクラインコの「ピピ」ちゃん »