「ラジオの歴史」
高橋雄造 著 『ラジオの歴史』 。
サブタイトルが
「工作の<文化>と電子工業のあゆみ」。
またまた図書館で借りてきた本。
面白い。
私らより、ちょい前の世代の人が懐かしむお話
がいっぱいです。
昔々に見たことのある広告も出ています。
最後にはこんな言葉が・・・
ラジオ工作ほか科学ホビーは、
市民の科学技術リテラシーと
いったことからも重要である。
:
環境問題、廃棄物、製造物責任、
技術に関連する事故といったこ
とが時代の関心であるのに、
技術はブラックボックス化する
一方でわかりにくくなっている。
理工系だけでなく文系の人々が
科学技術に感心と知識をたとえ
わずかであっても持つことは、
現代社会に必要であろう。
:
市民の「電気リテラシー」がないと、
熱意ある若者が電気系に志望し
ないということもある。
ラジオ工作文化は、こういった
市民の「電気リテラシー」の面
からも評価されるべきであろう。
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