「ラジオの歴史」
高橋雄造 著 『ラジオの歴史』 。
サブタイトルが
「工作の<文化>と電子工業のあゆみ」。
またまた図書館で借りてきた本。
面白い。
私らより、ちょい前の世代の人が懐かしむお話
がいっぱいです。
昔々に見たことのある広告も出ています。
最後にはこんな言葉が・・・
ラジオ工作ほか科学ホビーは、
市民の科学技術リテラシーと
いったことからも重要である。
:
環境問題、廃棄物、製造物責任、
技術に関連する事故といったこ
とが時代の関心であるのに、
技術はブラックボックス化する
一方でわかりにくくなっている。
理工系だけでなく文系の人々が
科学技術に感心と知識をたとえ
わずかであっても持つことは、
現代社会に必要であろう。
:
市民の「電気リテラシー」がないと、
熱意ある若者が電気系に志望し
ないということもある。
ラジオ工作文化は、こういった
市民の「電気リテラシー」の面
からも評価されるべきであろう。
| 固定リンク
「本」カテゴリの記事
- 『部室からCQ ham radio 創刊号を発掘した話』(2023.12.06)
- トラ技に投稿した記事が参考文献に記されているとちょっとうれしいゾ(2023.11.24)
- 「作家の証言 四畳半襖の下張裁判 完全版」(2023.06.29)
- 不安な接続記号「●」(2023.06.07)
- 「オウムアムアは地球人を見たか?」(2023.05.19)
コメント