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2017年10月22日 (日)

懐かしのH8/534ツール

もう20年ほど前になりますか、日立の「H8/534」を使って
あれこれ装置を設計、製作したことがあります。

いわゆるZTATマイコン 。 F-ZTATマイコン じゃありません。
PROM内蔵で、ソケットアダプタを付ければ汎用のEPROM
ライタで書き込みできるというチップです。

紫外線で消せる窓付きのと、1度だけ書き込みできる
プラスチック・パッケージのチップがありました。
窓付のチップでデバッグして、完成したらワンタイムROM
のチップで出荷という具合です。

ブログ記事:ハンダ付け補助ツール(文鎮)、残数4です
のコメント(2017年10月21日  11時25分)で、H8/534の
お話が出たので、当時のツールを引っ張り出してきました。

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「パカン」と黒い押え板が開閉するのが、ROMライタと
つなぐためのアダプタ。
窓付きは「LCC」、窓無しは「PLCC」と、ちょいと足の
形状が違うのです。
だもんで、それぞれにアダプタが必要。

下のが、LCC→PLCCの変換アダプタ。
ターゲット基板にPLCCのソケットを付けておいて、
このアダプタでLCC(窓付き)のICを装着します。

H8/534の場合、PROMライタは「27C256」と同じ読み書き
モード。 Vppは12.5Vです。
当時のマイコン内蔵ROM、「プロテクト」なんてことは
考えられてなかったんで、プログラムは読み出し自由
です。

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コメント

取り上げていただいてありがとうございます。
確かに20年前の石を探そうと言う方が無謀かと。。(汗)
部品検索サイトでは、流通在庫が数百あると表記が出て、
見積依頼しても有りませんとの返答。
小売りでは取引できないって感じですね。。

変換基盤をユニバーサル基板で作成し、データ読むまではできたんですが・・・書き換えがしたくて。

記事、色々拝見して楽しんでおります。

投稿: 野口 | 2017年10月22日 (日) 23時10分

H8/534マイコン用ツールの続きです。
http://igarage.cocolog-nifty.com/blog/2017/10/h8534-c29d.html

投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2017年10月23日 (月) 08時48分

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