H8/534デバッグの必殺技
H8/534マイコンを使うにあたり、懐かしのH8/534ツール だと、
1.窓付きマイコンをROMライタでプログラム
2.ソケットに装着
3.試運転
4.マイコンをソケットから取り外し
5.紫外線を当てて消去
6.その間にプログラムの修正
1~5を繰り返すわけです。
これはむちゃ面倒。
そこででっち上げたのがプログラムローダ。
H8/534を外部メモリーモードで動作させます。
そこにエミュレート用のメモリー(32kバイト)とモニター
プログラムを入れたEPROMを配置。
外部メモリーモードだとデータバスやアドレスバスにピンが
取られてしまうので、I/Oポートの数が足りなくなってしまい
ます。
そこで、I/Oを代替するチップを増設。
ターゲット基板のソケットに差し込んだアダプタを介して、
I/Oポートなどの信号が伝わります。
アセンブル/コンパイルして出来上がった「mot」ファイルを
シリアルでこの基板に転送。
単純なメモリーダンプやレジスタ値の表示、プログラムの
実行、停止などをできるようにしていました。
プロセッサやトラ技の製作記事になるような製作物だった
んですが、H8/534は非常にマイナーなチップ。
そのうちH8/3048などの「F-ZTAT」が主流になって、
消え去ってしまいました。
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コメント
ありがとうございます。
ワンチップモードの時I/Oポートとして使っているいることが分かっただけでも収穫です。
とは言え私にはその解決策を見出す能力ががないのと、情報収集に関しても、今や骨董品ですから集まらないので、諦めて他の方法を考えます。
投稿: 野口 | 2017年10月28日 (土) 23時52分