枯れた技術… んっ! 枯れ過ぎた?
台風接近中なのに雨がやんでたんで、日曜日早朝
から、皆さんでご近所の公園掃除。
今月はまだ大丈夫なんですが、これからの落ち葉の
季節がたいへんです。
で、その足で仕事場まで来まして、「枯れた技術の伝承」
資料を探してみました。
トラ技関連の本をパラパラ見てますと・・・
『おっ。 これが「4049B」の元ネタ?』を発見しました。
しかも、書かれたのは同じ著者さん 。
トラ技1989年4月号の特別付録、
「実用ディジタル・アイデア回路集」
(クリックで拡大↓)
この中で発見したのです。
タイトルが「C-MOS ICのアナログ的利用法」
次の「VCO回路」になると「4049B」になっている
のです。 (クリックで拡大↓)
前段の反転アンプ、後段のコンパレータとも
使用してる抵抗値も同じ。
コンデンサの値が違ってるか。
先日の回路図↓
どうやら、この筆者さんの「4049B」の出所は
ここにあるようです。
記事の前半、「三相発振回路」と「三角波発振回路」
は「UB」になっているのに「なぜ?」っという気がします。
そして2015年になっても1989年の「枯れた回路」が
「おかしいまま」出てきちゃってしまいました。
これは困りました。
枯れ過ぎですわ。
で、その後の調べ・・・
筆者さんは「TC4049BP」と東芝製を名指し
されてます。
そこで、ちょいと思ったのが、
「ひょっとして、東芝は4049UBを作ってなかったのか?」
です。
確かに、現在は作ってません。
※もうちょい調べます。
1983年のCQ出版 最新CMOSデバイス規格表
「4049UB」の所
こっちが1993年の最新CMOSデバイス規格表
あれこれ、東芝の過去カタログ(規格表の裏ページの
広告など)を探しましたが、東芝製の「4049UB」は発見
できませんでした。
「アナログ的用途には4069UBがあるでしょ」っという
姿勢のようです。
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