JCOMのキューブ型Wi-Fiルーター …故障
先週の昼、息子からhelpのメール。
「ネットがつながれへん」
居間や寝室で使えるようにと、JCOMでもらった
無線ルータを設置しています。
自宅の有線LANにつないだ機器はokなんで、
これがアウト。
ラベルの製造年月には「2012年1月」と。
5年経過。 ほぼずっと通電。
あやしいのはACアダプタだと推定して、出力の具合を
計ってみました。
定格は「5V/1A」。
ところが、本来5Vの出力電圧が無負荷でも5%ほど
低い状態。
少し負荷をかけると電圧低下が大きくなり、0.5A流す
と出力はシャットダウンして0Vに。
本体は置いといて、まずはACアダプタの寿命です。
せっかくですんで解体してみました。
アダプタのケース横をリューターで削ってパカり。
片面基板のハンダ面はキレイなまま。
アウトだったのは二次系のコンデンサ。
頭が膨らんでおります。
右側の緑色の二つ。
破裂した痕跡は無いようなのですが、ケースの
内部には怪しいネバネバ物質が付着していました。
コンデンサを換えれば「電源基板」としてまだ使えそう
です… しかし
二次側コンデンサ(頭膨れ)
680uF/10Vと220uF/10Vのパラ。
一次側コンデンサ
整流直後に4.7uF/400V。
コイルを通ってもう一つ。
黒色二つはニチコン製。
4.7uF/50Vは制御電圧用。
容量実測値
680uF → 600uF
220uF → 130uF
4.7uF/400V → 4.3uF
4.7uF/400V → 4.5uF
4.7uF/50V → 5.2uF
基板に鼻を近づけると、なんとなく焦げた香り。
捨ててしまいますわ。
※追記
「捨てますわ」って書きながら…
外したコンデンサの代品(似たような値の)をハンダして、
動かしてみました。
起動後、1.3A超でシャットダウン。
出力電圧は定格通り。
負荷1Aで起動成功。1Aを超えると起動せず。
1A負荷で半時間ほど通電していたら、二次側コンデンサ
がえらく発熱しています。
じっと持てるギリギリ。
「こりゃ熱いで」っと感じます。
代品として使ったコンデンサの性能、耐リップル電流の
かげんかしら。
ルビコンの820uF/16Vをパラ。
型番でしょうか、「MCZ」と記してあります。
一次側はちょいと温もっている程度。
※参考
・http://www.geocities.co.jp/SiliconValley/6445/condenser/sentaku.htm
MCZ、悪くはなさそうなんですが。。。
製造中止品。
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