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2017年5月19日 (金)

富士電子工業製 全自動超音波洗浄機

広島の時計修理店からの修理依頼。
富士電子工業 US-2 1975年製

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6つの洗浄槽があって、上部の撹拌機構が旋回します。
カバーを外したところ。

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で、中身が驚き!
超音波の発振に真空管が使われていました。
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整流管と5極パワー管が6CA7。

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超音波の振動子がこれ。
洗浄槽に沈めます。

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制御はリレーとリミットスイッチ。
メインのタイミングは、このカム式タイマー。
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致命的な故障原因は、モーター速度制御部で使われて
いたオイルコンの劣化(リーク電流増大)。
そのせいで、抵抗が焼損。

このほか、リレー接点の接触不良や上部機構にある
スリップリングの接触不良で不安定に。

真空管部はとりあえず大丈夫でした。



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コメント

丸いパターンが描かれた基板は一体何なんだろうか???

投稿: SAKA@FW | 2017年5月21日 (日) 19時59分

駆動系の修理にチカラを注いだので、この超音波系回路は展開していません。
振動子とのカップリングかと想像・・・ (わかりません)

依頼先によりますと、これとほぼ同じものがあって、それは「超音波が出ない」ということなんです。
真空管部の修理を考えるより、超音波駆動回路を作り直す方がよいような気がします。

投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2017年5月22日 (月) 09時44分

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