2019年10月18日 (金)

パナソニックのニッケル水素電池、新JIS 8708:2019による充放電繰返し回数

エネループ/充電式エボルタ | ニッケル水素電池&充電器 | 電池/充電器総合 | Panasonicに、新JIS C8708:2019でのニッケル水素電池の充放電繰返し回数が示されています。

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エネループ・スタンダードが2100回→600回
エネループ・プロが500回→150回
旧規格の試験条件に比べて「3割」ほどの繰返し回数になっています。

旧JISの試験方法と新JISの試験方法の違い、こんな解説図が出ています。
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※関連
電池あれこれ:http://act-ele.c.ooco.jp/batt/batt1.htm

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2019年10月17日 (木)

ICクリップ、ミヤマのほうが好き

常用ツール(工具、測定器、筆記用具などなど)、やはりお気に入りがあります。
ふだんと違うものを使うと、どことなく違和感が生じて、モヤモヤ気分が溜まってしまいます。
ICクリップもその一つ。
手元にあるのはこの3種類。

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上から
テイシン電機 C-124
ミヤマ電器 MJ-033
そして、メーカー不明の先端が二股になったの。

先端を拡大。
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左からテイシン、ミヤマ、不明品。

そして、ハンダ付け部はこんな具合。
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右からテイシン、ミヤマ、不明品。
「鍔」の形状も異なります。
  ※テイシンのは使いさし品

ICクリップ、信号の仮接続やオシロスコープ・プローブの延長用が主な用途です。
現場に持って行って忘れてきたり、実験用として現場に置いてきたり、繰り返しの使用で先端部が傷んだり、ハンダした電線が切れたりと、定期的にメンテナンスは必須です。

テイシンとミヤマの先端を拡大。
まずテイシンの。
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↓がミヤマ。
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テイシンのは金メッキ品がラインナップされていますが、使いごこちはミヤマのほうが好きです。
先端部の小ささが良いのか、鍔の形状、押し引きのスプリングの具合か、ほんと微妙なところですがミヤマのほうが指先になじみます。
二股のは「便利かも」と思って買ってみたのですがフニャフニャで×。 使っていません。

先端が傷んだんで廃棄。
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それでもなお、内部から「小径スプリング」が取り出せるので「イザ」用にジャンクパーツとして保管。
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※関連
ワニ【ロ】クリップがぁぁぁ。
「ロ」は「ワニ口」のロ
サトーパーツのクリップ:C-100
ミヤマのICクリップ MJ-033
信じるな!

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2019年10月15日 (火)

台風19号水害に思う

大阪人なら、
  ・中甚兵衛の大和川付け替え
それに、
  ・デレーケによる淀川改修事業
は、知っているかと。
昔々になされたこんな洪水対策があって大阪の町が守られているのです。
    ※中甚兵衛さんの偉業は小学校で習った記憶があります。

今回の台風で決壊した「千曲川」、その下流は名を変えて「信濃川」になり新潟の町を流れています。
ここでも、
  ・大河津分水
が人の手で作られて新潟の町を守っているのです。
    ※信濃川でも新潟県津南町で氾濫が生じましたが、氾濫場所は
     大河津分水の手前、上流になります。

はっきり言います。
オリンピックや万博をやってる場合じゃないゾ!っと。

先人の知恵と努力を現代社会は忘れているようです。


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2019年10月13日 (日)

EDOのバーニヤ

「リバティおおさか」で開かれている企画展「江戸を科学する」 2019.10.9〜12.14
今日は朝からそのお手伝い。
  ※見学費は小中学生は無料っということに!
展示物は澤田平さん の秘蔵品。
まとめて展示されることって、もうないかもという品ばかりです。
  ※先週はその展示配置のお手伝い。

お手伝いの役得で、展示品をちょいと写真撮影。
『おぉっ』っと惹かれたのが『象限儀』。
天体観測に使われた経緯儀です。

その角度表示部にこんな「バーニヤ」が付いていました。
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メイン目盛りには「十0:巽」と表記。
そして、1度を3分割した刻みが見えていて、その3.5度を10分割(7度を20分割)する副尺が外周に付いています。

ン? 写真を撮って、あとから見直したらバーニヤの読み方難しいぞ?
それにバーニヤの数字がアラビア数字の「0 5 10 5 20」だし。
日本にアラビスア数字が入ってきたのっていつの時代?

※参考
やっぱ「バーニヤ」はかっこいいわ


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2019年10月10日 (木)

リチウムイオン電池でノーベル賞

今年のノーベル化学賞は「リチウムイオン電池」。
2016年11月30日 に関連本を紹介していました。

●「リチウムイオン電池が未来を拓く」 吉野彰さん
●「バッテリーウォーズ」
   グッドイナフさんは、特許の恩恵を受けていないと・・・。







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2019年10月 9日 (水)

大物は机に乗りません

ツカサ電工製スポーツタイマーの修理依頼。
90cm角。 でかい(軽いけど)
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残念ながら、整理整頓されていない作業机の上には載せれません。
  ・・・お片付けしてない

で、こちらは電子回路屋です。
だもんで、「動かないから直して」ということですと、まず見るのはその電気回路。
・電源まわり
・配線回り(スイッチとかコネクタとか)
をざっと見てから、制御回路(基板)を調べます。
今回のは基板も正常。
時計の指針を回しているステップモータ単独ではちゃんと動きます。
ということで、悪いのは「メカ」。

こんな機構で秒針と分針を回しています。

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秒針と分針は同軸構造。
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秒針、分針はスリップ機構で自由に回せるようになってます。
「0分0秒」の時間合わせは手動で秒分針を回します。

動かなかった原因はこれ↓
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※中空の分針軸の中に秒針軸が入っていて独立して回転。
 右側のシンチュウ部品は秒針軸に固定されている。

秒針軸とその外側の分針軸が固着してました。
このため、秒、分どちらも回らないという状態に。

秒針軸をプラハンマーでコンコンしても抜けません。
こうなると、工作機械が必要。
文鎮:ハンダ付け補助ツール の佐藤テック君ところ(フライス屋)へ持ち込み、軸をしっかりつかめる旋盤のコレットチャック でもって分針軸を固定して、秒針軸をギュっと押し出し。
すると、スポンと抜けました。
両軸ともSUSなんでサビてはいません。
軸に何かが衝突して少し曲がってしまったのが原因かと推測。

両軸の外周面と分針軸の内面を研磨。
曲がりを修正してもらってメカ部の処置が完了。
組み立てたらちゃんと動き出しました。

今回の修理、電子回路屋の出番じゃなかった・・・


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2019年10月 4日 (金)

導電ゴムのボタンが原因じゃなかった

とある工業用制御装置で用いられている赤外線リモコンの修理依頼。
 「特定のボタンだけ反応しない」
 「いちばんよく使うボタンがあかん」
ということでやってきました。

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導電ゴム製の押しボタン、あるいは基板側の接触パターンがおかしくなっ
ているのかと推測。

先方とは、このさいだからと「リモコンのボタンの代わりに押しやすいスイッチを外付けしよう」ということで、改造にとりかかりました。
制御ICの足から直にリード線を引き出して外付けスイッチにつなぎます。
スイッチは2つ。

仮組みして試運転したところ、片方のスイッチが反応しません。
「あれれ?」です。
もう片方は普通に反応しています。
どのくらいの電圧が加わってるのかと思い、オシロで見る前に「針式テスター」でスイッチの端子両端の電圧を測ると・・・ありゃま、動き出した(コードを送出)のです。

このテスター、10kΩ/Vの内部抵抗で使ったのは2.5Vレンジ。
ということは25kΩ。
スイッチの端子に並列に、いろんな値の抵抗をつなぐと、10~80kくらいの範囲で反応します。
これより小さくても(短絡でも)大きくてもだめ。
電源電圧にも依存します。
電源電圧と抵抗値をあれこれ試して、22kΩあたりがいちばん安定していました。
もう片方のスイッチは短絡~80kΩくらいで反応しています。
短絡でダメということはありません。

とりあえず、スイッチに直列に抵抗を挿入しておくということで対処療法。
ダメになっている所、他のボタンスイッチとはマトリクスにはなっておらず、単独の足(2本)につながっていました。
導電ゴムの接触状態じゃなく、制御ICそのものがおかしくなっているようです。

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2019年10月 2日 (水)

掃除当番の天敵! ギンナン

ご近所の中川西公園、今年度は私の町会が掃除当番。
この季節、たいへんなのが「ギンナン」。

イチョウの木、公園に6本植わってまして、どれも活力旺盛。
このうち3本が雌木でギンナンの実を付けます。
前週の日曜、強制的にだいぶ落としました。
しかし、木の上の方になる実はそのまま。
それが、歩道・道路側へ落ちると踏まれてたいへん。
今日も朝から歩道を掃除。
  ※ギンナンを拾ってくれる人がいればいいんですが、
   道路そばの木ですんで、同じ拾うならもっと清浄な
   場所のがイイでしょうね。

しかし、もう一つたいへんなのが落ち葉。
もう少し寒くなると、イチョウに加えてプラタナスの葉っぱが
イケズしてくれます。

そうそう。「敵」を知ろうとこんな本を借りてきました。
『イチョウ 奇跡の2億年史』
サブタイトルが「生き残った最古の樹木の物語 」。

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イチョウって絶滅しかけてたんですな。
人類のせいじゃなく、自然環境の変化で。
ヨーロッパや北米では完全に消滅。
化石だけが出てくる状態。
しかし、中国の一地域にちょこっとだけ自生。
それを人類が世界に広めたということです。
人がいなかったらイチョウは絶滅していただろうと。

イチョウの木、邪険にしたらアカンっということで。

※関連
中川西公園の掃除:2008年12月08日
ギンナンいっぱい:2011年11月13日
洗いたてのギンナン

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2019年9月29日 (日)

360度グルグル回したろ

360度グルグル回したいで紹介しました旭化成のAK7401、これで「アレレ?」な事態に遭遇しました。
  ※先に言っておきます・・・チップは悪くない

12bitの数値で角度データが読み出せるという仕様で、8pinのチップの中にこんな回路が詰まっています。
A2_20190929175001

マイコンとは3線で接続します。
チップセレクトとクロック(この2つは入力信号)、そしてSIN/SOUT信号。
SIN/SOUTは双方向の信号です。

制御はこんなタイミング。
A1_20190929175001

CSをHにしてからクロックに同期したコマンドを与え、クロックに同期して出てくる12bitの角度データを読み取ります。
このとき、途中でマイコンポートの入出力を切り替えます。

マイコンとはこんな接続。
Ak7401
   ※ICクリップの絵の説明は後述

R2とR3はマイコン起動前の状態を安定させるためのプルダウン抵抗。
R1はPort02とSIN/SOUT信号の衝突よけ。
正常に運転しているときは大丈夫ですが、何か異常がおこったとき、出力同士が衝突したときの短絡電流を減らすためのもの。
「片方がH、もう一方がLで制御が止まってしまったら怖いかも」を避けるための抵抗です。
Port02はマイコンの内蔵プルアップ抵抗をオンしてフローティング状態を避けます。

制御プログラムはマイコンI/Oポートの直叩き。
CSとSCLKをHにしたりLにしたり。
出力データと入力データをシフトしてパルスの数を数えて・・・
これの繰り返し。
しかし・・・最近のマイコンは高速。
何もしないと出てくるパルスは「ン十nS」のタイミング。
命令のプリフェッチもあるしで、「Z80」の頃のようにはいきません。
  ※微妙な時間調整、「NOP」命令頼りなんは同んなじか・・・
AK7401で規定されているタイミングは守ってるつもりでプログラムを仕上げていました。

ところが・・・「もういっぺん確認しておこう」っと上図の「テストクリップ」の絵のようにオシロのプローブをつないで制御波形を観察した所、出てくる角度データが狂いだしたのです。
それまで、安定に動いてましたんで「なんで?」です。

こんな時は冷静にならなくてはいけません。
ついつい、よけいなことをしてしまいます。

発端はオシロのプローブ接続なんですから、プローブ(GNDラインも含めて)がどっかに接触でもしてない限り、「プローブが負荷になったんじゃ?」と考えるのが真っ当。
プローブの代わりに「小さなコンデンサを信号-GND間に入れるとどうなるか」あたりが検証手法でしょう。

今回も大当たり。
SIN/SOUT信号につないだプローブTP3、TP4が悪さをしてました。
どっちか片方でもつなぐと×。
オシロのプローブ直当てじゃなく、ICクリップ+ミノムシクリップを10cmばかりのリード線でつないだ延長コードを使っているのでこれも関係します。
短絡保護に入れた抵抗100Ωでよけいに遅延してるようです。
今回は、制御プログラムのタイミングをちょいといじって解決です。

過去、この手のトラブルというかトラブル解決の手法、いろいろありました。
  『基板のこのあたりを指で触ってたらS/Nが上がる』
  『下間はんの指をもらって標準添付品で出荷やなぁ』
などなど。

 

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2019年9月26日 (木)

カメラの連写性能を測る

7月にやってきたオリンパスのミラーレス「OM-D E-M1 markII」
アダプターを使うと旧来のフォーサーズのレンズが使えます。
ところが・・・
「C-AFモード:連続自動ピント合わせ」で連写すると、本来の連写速度(マイクロフォーサーズ規格のレンズを使った時)よりずいぶん遅くなってしまうというのです。
「S-AFモード」「連写H」(連写前にピントを合わせてフォーカス位置を固定)では差は出ないのですが、被写体の動きにピントを合わせて連写したい時、フォーサーズレンズだと遅くなるのです。
それを確かめるために、こんなの回路を引っ張り出してきました。
Photo_20190926104301
作ったのが2008年ですんで、
LUMIX DMC-L10がやってきた とか、
絞り具合によるレンズシャッターの速度変化 をうだうだ言ってた時期です。

カウンタにつながったLEDが全部で50コ。
最速が「0.1ミリ秒」で順次点灯。
最低速が「1秒」。 一巡するのに「10秒」。
このLEDの点滅を写せば、シャッター速度や連写速度がわかります。

※回路の注目点
・カウンタは10進出力の「74HC4017」。
・10コある出力にLEDをつなぎ順次点灯。
・これを5段接続。 LEDは合計50コ。
・クロックは「10kHz」。
・2.56MHzとか5.12MHz、10.24MHzの水晶があれば「10kHz」は「4060」で
 作れるが、この周波数の水晶、なかなか無い。
 だもんで、4MHzの水晶で動かすPICマイコンを使って10KHzパルスを発生。

E-M1mk2で写すとこんな感じ。
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シャッター速度が「1/800秒」なので「1.25mS」。
シャッターが開いている間、1mSのLEDが2つか3つ点灯。
   (下から2段目、3つ点いている。 真ん中のが明るい)

そして1秒と1/10秒のLEDに注目すると、連写した時の連写速度がわかります。
撮った絵をつなぐとこんな具合。
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「C-AF」での撮影、マイクロ・フォーサーズのレンズだと
「連射L」で20枚の撮影に2.46秒。
ということは、毎秒8.1枚。
「静音連射L」にすると、20枚で2.38秒になり、
毎秒8.4枚と少しだけ速度アップ。

フォーサーズのレンズだと、
連射Lで10枚の撮影に2.40秒。(毎秒4.2枚)
静音連射Lだと、10枚で1.86秒。(毎秒5.8枚)
という値になりました。
C-AFでの連写速度、半分ほどになってしまいます。

こんなことにしか使えないツールですが、カメラの動作確認にちょこっと役立ちます。

 

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«連動プッシュスイッチの不調